製品における環境配慮

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改善推進目標

UACJグループでは、低炭素社会と循環型社会の実現に向けて、アルミニウム素材の性能向上に取り組んでいます。
例えば、従来と同等の機能で、より軽量なアルミニウム素材をお客様に提供することにより、お客様の製品である輸送車両や輸送機器が軽量化され、燃費が向上し、炭素排出量の削減に貢献します。
当社グループでは、お客様の要望に応え、環境への配慮を重視した製品の開発・改良を進めています。

製品の開発・改良 環境・社会への貢献
リサイクル性に優れた缶材料の開発と実用化の推進 缶体重量軽量化による省資源化・コスト削減
高性能伝熱管の開発と実用化の推進 熱交換性能向上による機器の小型化・省資源化
欧州におけるCO2冷媒化に備えたカーエアコン用アルミニウム材料の開発・改良 車体重量軽量化による省資源化・燃費改善
CO2冷媒採用による地球温暖化対策の推進
ハイブリッド自動車用アルミニウム材料の開発・改良 車体重量軽量化による省資源化・燃費改善

また、国内で製造されるアルミ缶(2015年度実績:222億缶、約33万t)用材料の3分の2は当社の製品です。トップメーカーの責任として、アルミ缶スクラップのリサイクルも積極的に進めています。
さらに、製品などの納入時の梱包の簡素化・合理化や、梱包資材やラックの回収・リユースを物流工程の合理化と合わせて実施しています。

製品含有化学物質の管理

UACJグループでは、製品に含有する特定化学物質について、適切な管理を徹底しています。国内環境関連法および海外環境関連法(EU指令REACH規則※1など)の改正に対応し、化学物質管理標準と共通購入仕様書の改訂などを行っています。
また、SDS(安全データシート)※2の登録・閲覧キャビネットの改善にも注力しています。

  • ※1 REACH規則:Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of CHemicals 化学物質の登録、評価、認可および制限に関する規則
  • ※2 SDS:Safety Data Sheet(安全データシート):毒物および劇物取締法、労働安全衛生法、PRTR法に定められた特定の化学物質を指定の割合以上含有する製品を事業者間で譲渡・提供するときに、必要な情報を記載した書面

REACH規則に対する取り組み

UACJグループは、REACH規則の登録対象者ではありませんが、すべての製品においてREACH規則に定められたSVHC(高懸念物質)の使用の有無を確認し、SVHCが含まれている場合はお客様にその情報を提供しています。
なお、新たな物質がSVHCに追加指定され、当該物質が製品に含まれることを確認した場合は、お客様に迅速に情報を提供していきます。

お客様による環境品質管理体制の認定

UACJグループの特定のサプライヤー認定が必要な事業拠点では、お客様の要求水準を満たす化学物質管理を徹底し、お客様から環境品質管理体制の認定※1を受けています。今後もお客様からの要求に適切に対応できるよう管理に努めていきます。

  • ※1 ソニー(株):グリーンパートナー
    日本ケミコン(株):グリーンサプライヤー 他

製品含有化学物質情報の伝達

UACJが供給する製品に含まれる化学物質について、原材料メーカーから得た情報をお客様に確実に伝達できるよう管理体制を整えています。
化学物質に関する情報は、品質保証部門と環境管理部門とが協力し、お客様からの要請に応じて、SDS(安全データシート)、JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)のAIS(アーティクルインフォメーションシート)、JAMA(日本自動車工業会)のJAMAシートなど、さまざまな業界共通フォーマットによって情報を提供しています。JIS(日本工業規格)改正後は、UACJで発行するSDSを、すべてGHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)に対応した内容で提供しています。
また、必要に応じ、発光分光分析、ICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分光分析、蛍光X線分析による製品中の微量成分の分析・検査を実施し、お客様の要請に基づき不使用証明書、非含有保証書を発行しています。

低環境負荷の原材料への転換

UACJグループでは、環境負荷の低い原材料の使用に努めています。快削合金に含まれる鉛など、EU指令で規制対象となっている金属元素を含む原材料については、お客様の協力を得ながら、規制物質を含まない原材料への転換に取り組んでいます。今後も、お客様のニーズに応じ、環境負荷の少ない原材料への転換を推進していきます。
なお、板・押出製品の仕上げ工程では、洗浄液にPRTR法の指定物質である塩素系有機溶剤を使用していましたが、日本各地で塩素系有機溶剤による地下水汚染事故が多発したことをふまえ、すべての事業拠点で仕上げ洗浄工程での塩素系有機溶剤の使用を中止しました。
また、缶材やカラーアルミに使用する塗料については、かつては油性塗料が主流でしたが、現在では環境負荷の小さいと言われる水性塗料が主流となっています。UACJグループではお客様に切り替えの提案をするとともに共同でテストを進めるなど水性塗料化の推進に努めています。