株主の皆様へ
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トップメッセージ代表取締役会長 CEO山内 重德代表取締役社長 CEO岡田 満統合から1年を経て、グローバルメジャーへの道のりを着実に歩んでいます。 当上半期の国内における経済環境は、設備投資の増大や失業率の改善が見られるなど、緩やかな回復基調が続いています。その一方で、消費税率引き上げの影響から回復しつつあった個人消費には、陰りが見えはじめています。 アルミニウム圧延業界の国内需要については、消費税率引き上げ前の駆け込み需要からの反動は想定ほど大きくなく、多くの需要分野で前年同期を上回りました。しかし、主力となる缶材については、夏場以降の天候不順の影響により需要が鈍化しました。また、国内の自動車生産台数が縮減傾向にあるなか、自動車向け製品の需要も減少しています。 こうした業界環境を受けて、当上半期のUACJグループの売上高は、古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社の経営統合による事業規模の拡大はあったものの、旧両社の合算ベース※との比較では微増にとどまりました。 損益面では、電力や燃料などのエネルギー価格の高騰による影響などを受けたものの、統合以来進めてきた合理化などの成果や地金価格の上昇にともなう棚卸資産の影響により、営業利益、経常利益、四半期純利益ともに増益となりました。 これらの結果、当上半期のUACJグループの業績は、売上高は2,806億円(前年同期比193.2%増加、合算ベース※比較では5.3%増)、営業利益は131億円(同170.1%増、合算ベース※比では8.3%増)、経常利益は117億円(同131.3%増、合算ベース※比では20.6%増)、四半期純利益は56億円(同237.3%増、合算ベース※比では60.0%増)となりました。※旧古河スカイと旧住友軽金属工業の合算 Tri-Arrows Aluminum Holding Inc.は持分法適用会社から 連結子会社に単純組替当上半期について2

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