CORPORATE PROFILE (日本語版)
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26開発事例CLOSEUP国家プロジェクトに参加し、革新的な素材を開発UACJは革新的な研究成果の創出を目指して、独自の研究開発に加え、国家プロジェクトにも参加しています。たとえば新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトに参加し、航空機の軽量化・燃費向上に役自動車軽量化に貢献するアルミニウム製軽量バンパーアセンブリー大手自動車メーカーとともにアルミニウム製軽量バンパーアセンブリーを開発。最高水準の強度と優れたデザイン性、軽量性を追求し、各部材の材料・工法の最適化を図ることで、従来比で約30%の軽量化を達成しています。スマートフォンの大画面化に応える高強度アルミニウム合金スマートフォンの大画面化にともない、強度不足が懸念される筐体。この課題を解決するために開発したのが、IT筐体用高強度7000系アルミニウム押出合金「ZK75」です。広く使用されていた6000系合金の約2倍の強度と優れたアルマイト性を持ち、美しい発色やデザインを必要とする製品に適しています。品質と生産効率の向上を可能にするろう付接合技術熱交換器は、微細な部材を接合して構成されており、従来、アルミニウム部材同士の接合にはろう材が用いられていました。UACJが開発したアルミニウム接合技術「MONOBRAZE」は、接合する部材の一部を溶融し、発生した液体によって接合を行うため、ろう材が不要となります。耐食性などの品質は維持したうえで、生産効率を向上させる新技術として注目を集めています。立つ世界最高強度の国産アルミニウム合金の開発に取り組んでいます。この技術成果は、自動車分野の製品開発などにも展開することを視野に入れています。100mmお客様のものづくりに貢献する付加価値製品を開発UACJはグループ会社やお客様と製品開発に取り組むことで、ニーズに応える製品を生み出しています。開発した製品は、お客様の製造環境を再現して評価するなど、お客様のものづくりにおける課題解決に貢献しています。

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