CORPORATE PROFILE
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自動車市場では、欧州の自動車排ガス規制や低燃費化に向けた小型化ニーズの高まりを受けて、ターボチャージャの需要が拡大しています。UACJは、このターボチャージャに用いられるコンプレッサホイールを2つの製造方法を用いて年間約1,000万個生産し、世界一のシェアを誇っています。鋳造法では、培ってきた鋳造技術を活かして、高い強度と寸法精度を実現。近年普及が進む5軸マシニングセンター(MC)による削出法でも、合金開発からの一貫製造で、高品質な製品を供給しています。鋳造工場では、成形荷重15,000トンの大型鍛造プレス機をはじめ、大型製品の製造を可能にする設備を取り揃えています。これらを活かして、航空機やロケットの大型リング材、航空機胴体や主翼のフレーム材などの大型鍛造品を生産。航空・宇宙産業の品質認証Nadcapを取得した生産体制で、高い品質要求にお応えしています。世界トップシェアを誇るコンプレッサホイール航空・宇宙産業向け製品の製造を可能にする大型鍛造設備特長2特長1型鍛造自由鍛造石膏型製作ライン(鋳造法)コンプレッサホイール5軸MCによる削出(削出法)大型リング材研究開発部門と一体となって、高性能な製品を供給CLOSEUPコンプレッサホイールは主に自動車などの輸送機器に用いられるため、高い強度と耐熱性が求められます。これらの性能を実現するために、鋳鍛事業は研究開発部門とともに品質を左右する合金開発に取り組むことで、高性能・高品質な製品を提供しています。20

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