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建設中のタイ工場タイ新工場HAM社(マレーシア)タイ 当社グループは、グローバル体制強化の一環として、タイ国ラヨン県アマタシティにおいて、日本のアルミニウム圧延メーカーとして初の海外一貫生産工場の建設を、2012年3月から進めています。 東南アジアには、アルミニウム需要が旺盛な飲料缶メーカーや自動車関連メーカーが多数進出しています。新工場は、これらお客様のニーズに応え、当社グループが品質・技術面で優位性を持つ缶エンド材や自動車向け熱交換器用材などを生産する計画です。 新工場は、現在、冷間圧延工程から仕上げ工程までを担う第一期ラインの建設・設置が最終段階にあり、2014年1月の操業開始に向けた準備を着々と進めています。鋳造工程から熱間圧延工程までを担う第二期ラインの建設も進めており、こちらは2015年の操業開始を予定しています。トータルでの生産能力を年間18万トンとする計画であり、このスケールメリットを活かして、近年力をつけてきている中国や韓国などの同業他社にも負けないコスト競争力を獲得します。韓国 当社は、韓国でアルミニウム加工・販売を行うエフエスピー(株)に対し、丸紅メタル(株)と共同で資本参加および経営参画する契約を締結しました。以前から主要取引先であった同社とより密接な関係を持つことにより、液晶パネル生産量で全世界の4割以上のシェアを持つ韓国市場において、需要拡大が見込まれる液晶・半導体製造装置向けのアルミニウム厚板や加工品などの販売体制を強化していきます。“高品質”と“コスト競争力”を両立するアルミニウム板圧延一貫生産工場を建設液晶・半導体製造装置向けアルミニウム厚板・加工品の加工・販売会社に資本参加マレーシア 東南アジアでは、飲料容器や食品用包装材などに使用されるアルミニウム箔の需要が拡大しています。当社の100%子会社である日本製箔(株)は、こうした需要に対応するため、2013年10月に、マレーシアでアルミニウム箔の製造・販売を行うHydro Aluminium Malaysia Sdn. Bhd.(HAM社)の買収を決定しました。 本件を通じて、当社グループの一翼を担う箔事業のグローバル展開を進めるとともに、タイに建設中のアルミニウム圧延工場との連携についても検討していきます。需要が高まるアルミニウム箔の製造販売会社を買収9

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