株主の皆様へ
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上半期の世界経済は、米国では緩やかな回復に向かうなか、新興国では経済成長に鈍化が見られました。国内では政府・日銀の財政・金融施策によって円安、株価回復が続いており、景況感や個人消費、GDPなどの指標は上向いているものの、本格的な景気回復には至りませんでした。 アルミニウム圧延業界では、主力の缶材需要は猛暑の影響もあって堅調に推移しました。一方、自動車関連需要は、前年度のエコカー減税効果の反動で需要が減少しており、全体での需要は、前年同期比で減少となりました。 また、伸銅業界では、エアコン向け銅管需要が猛暑の影響で増加したものの、国内銅管出荷量は前年同期比で減少となりました。 こうした環境のなか、旧古河スカイでは、LNG船向け厚板の需要が増加したものの、売上数量全体では前年同期比で約1%の減少となり、売上高は957億円(前年同期比2.5%増)となりました。また、日光工場の構造改革などによるコストダウン施策が奏功して、営業利益は48億円(同69.4%増)、経常利益は51億円(同62.1%増)となりましたが、「固定資産の減損に係る会計基準」に従い24億円の減損損トップメッセージ当当上半期について代表取締役会長 CEO山内 重德代表取締役社長 CEO岡田 満日本発のリーディングカンパニーとして、世界のアルミニウム業界を牽引していきます。Prole1956年(昭和31年)生まれ。京都大学大学院工学研究科修了後、1982年に古河電気工業に入社。2008年に旧古河スカイ福井工場長に就任し、同年に取締役に昇進。2012年6月に代表取締役社長就任。研究から生産技術、生産管理、さらには海外工場の立ち上げまで幅広い経験を持つ。2013年10月から現職。Prole1949年(昭和24年)生まれ。東京大学工学部卒業後、1971年に旧住友軽金属工業に入社。1995年に同社名古屋製造所の生産技術部長に就任し、2002年に取締役に昇進。2009年6月に代表取締役社長就任。2000年に工学博士号を取得する一方、生産現場も経験するなどオールラウンドな実績を持つ。2013年10月から現職。2

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