株主の皆様へ
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私たちの名古屋製造所は、鋳塊の製造から、熱間圧延、冷間圧延、表面処理や熱処理、矯正、切断といった仕上げ工程に至るまで、アルミニウム板の一貫生産を担い、年間30万トンという国内最大級の生産規模を誇っています。名古屋製造所は、1937年に開催された名古屋汎太平洋平和博覧会の会場跡地に建設されました。この地域は、名古屋に自動車産業を興す「中京デトロイト化構想」の一貫として整備されたエリアです。近隣には、名古屋の郷土料理として知られる「ひつまぶし」の商標登録を持つ有名店や、1900年以上の歴史を持つ熱田神宮があるなど、工場地帯でありながら、歴史や文化を楽しめる地域です。このコーナーでは、現地社員が各拠点を紹介します。今回はUACJグループの国内主要拠点の1つ、名古屋製造所を紹介します。第1回名古屋製造所国内最大級の製造規模を誇る、UACJグループの主力工場昨年大ヒットした映画『風立ちぬ』に、UACJの前身の1つである住友軽金属工業が登場しているのをご存知でしょうか?この映画で活躍する航空機の機体材料「超ジュラルミン」を日本でいち早く量産化し、さらに強度を高めた「超々ジュラルミン」を、世界に先駆けて開発したのが同社の前身であり、名古屋製造所はその増産のために建設されました。こうした歴史を紹介するため、名古屋製造所では超々ジュラルミンに関する貴重な資料や映画関連資料を展示しています。大ヒット映画への登場のきっかけとなった超々ジュラルミンを展示世界最高水準の板厚制御設備世界トップクラスの高速・高精度6段冷間圧延機世界品質の塗装一貫ライン映画 『風立ちぬ』 にも登場現地社員による拠点ナビ 13

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