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特集UACJ (Thailand) Co., Ltd.ラヨン製造所特集5エンド材ボディ材飲料缶需要がアジアで堅調に推移するなかで収益性の高いエンド材に注力アジア市場では、経済成長や人口増を背景に、飲料缶の需要が拡大しています。こうしたなか、UACJグループでは、2015年に本格稼働するUATHラヨン製造所で旺盛な需要に応えていく計画です。この製造所は、アジア最高レベルの生産拠点となることを目指したアルミニウム缶材の生産拠点であり、エンド材を供給。この部材は、高度な生産技術を要することから供給者が限定されるため、高い収益性が期待できます。さらに今後は、ボディ材も供給する計画で、飲料メーカーのニーズに幅広く対応していきます。そして、2017年までに生産規模を拡大し、高いシェアを獲得することで、安定した事業の柱としていく考えです。内圧に耐え得る強度を実現するため、優れた生産技術力が求められるエンド材。なかでも付加価値の高い塗装エンド材を中心に生産力を強化し、2017年までに市場での高いシェアを獲得します。競争が厳しい市場ではあるものの、エンド材で獲得したシェアを強みに2017年から拡販を強化。エンド・ボディ両材を供給できることを活かし、北米やオセアニアの需要も取り込んでいきます。収益性を踏まえ、部材ごとの方針を展開出典:当社資料20142020東南アジア・オセアニアの飲料缶需要予測生産拠点の拡充が進むアジアエリア2012年から建設を進めてきたUACJ(Thailand) Co., Ltd.(以下、UATH)ラヨン製造所は2015年、鋳造工程から熱間圧延工程までの第2期工事が完了し、一貫生産が本格稼働します。この製造所は、日本、米国と並ぶグローバル生産体制の基軸として、アルミニウム需要が増大するアジア市場への供給はもちろん、世界各地のニーズに応えていきます。188億缶257億缶約1.4倍

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