株主の皆様へ 2017年3月期 上半期報告
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データ大容量時代を支えるHDD用アルミニウム暮らしの中のアルミニウム第 6 回家庭でオフィスで病院で動画や音楽など大容量コンテンツがネットワーク上で大量にやり取りされるとともに、身の回りのあらゆるものがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)社会が到来するなかで、社会全体のデータ量が加速度的に増加しています。これまでとは比較にならない大量のデータを確実に保存・管理するため、記録メディアの大容量化が進んでおり、その主役とされるHDD(ハードディスクドライブ)では、記録密度の上昇率が年平均40%を示すほど。これにともない、データを書き込む磁気ディスクの素材となるアルミニウムへの要求品質も年々高まっています。クラウド・コンピューティングの普及を背景に急成長を遂げているデータセンターや、超長時間録画を可能にする家庭用レコーダーなどを中心に、HDD市場は堅調な成長を続けており、その基板材料として、高品質なアルミニウムを求める声は高まり続けているのです。大容量化を可能にしたHDDが便利な世の中を実現高画質映像の保存に電子カルテの普及にビッグデータの解析に街で11

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