株主の皆様へ 2018年3月期 上半期報告書
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燃料タンクにアルミニウムが使用されているJAXAのH-ⅡAロケット©JAXA空飛ぶアルミニウム暮らしの中のアルミニウム第 7 回大空を行く航空機や、宇宙空間で活躍するロケットや人工衛星には、飛行性能や燃費を高めるための軽量化が欠かせません。一方で、地上よりもはるかにハードな環境にさらされることから、過酷な環境に耐えうるだけの強度も求められます。こうした、一見、相反する特性を併せ持った素材として選ばれているのが、アルミニウムです。航空機では、胴体や翼の外板、ホイールや窓枠、エンジン内の精密部品などに幅広く使用されています。ロケットでは、機体の大半を占める燃料タンクをはじめ、接合部や補強材などにもアルミニウムがふんだんに用いられています。また、宇宙ステーションの骨組みや宇宙飛行士が活動する部屋などもアルミニウムでつくられており、今やアルミニウムは、空でも宇宙でも欠かせない素材となっているのです。軽いアルミニウムが空と宇宙で大活躍11

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