株主の皆様へ 2018年3月期 上半期報告書
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(千トン)300200100020142015201620172021(見通し)年度93265110320トップメッセージ 当社グループは、「世界的な競争力を持つアルミニウムメジャーグループ」の実現に向けて、日本、タイ、北米の3極によるグローバル供給体制を強化しており、当上半期も確かな進捗がありました。タイ (UATH) ラヨン製造所における一貫生産が本格化して月産1万トン体制を実現しており、当上半期の月間販売数量も8千~9千トンを維持しています。下半期も毎月1万トン強の販売を見込んでいます。また、2016年11月には第3期工事の実施を発表しており、アジア最大規模となる年間生産能力32万トン体制に向けて、順調に工事が進んでいます。北米 (TAA、CUA、UWH) 北米では、軽量化を目的とした自動車用アルミニウム材の需要拡大に応えるため、Tri-Arrows Aluminum Inc.(以下、TAA)、Constellium-UACJ ABS LLC(以下、CUA)、UWHのグループ3社が、それぞれの強みを活かした事業展開を強化しています。 TAAでは主力となる飲料缶の生産規模を維持しながら自動車用母材の生産量を増加しました。CUAでは自動車用パネル材の量産体制を強化しており、当社とコンステリウム社とのタスクチームによる技術支援を実施しています。UWHでは、構造材の需要増加に対応するため最新鋭押出機の導入を進めています。日本 日本国内では、引き続き堅調な需要が見込まれる自動車用パネル材の生産能力を高めるため、福井製造所において、パネル材専用の熱処理設備と表面処理設備の新設を2017年10月に決定しました。 新規設備は2020年1月の稼働開始を予定しており、これにより自動車用パネル材の生産能力は年間約10万トンアップする見込みです。グローバル供給体制のさらなる強化UATH 年間販売量(千トン)400300200020142015201620172021(見通し)年度299313322302400TAA 年間販売量(千トン)40302002014201520162017年度20222632国内自動車用パネル材 年間販売量3

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