株主の皆様へ 2018年3月期 上半期報告書
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前述の通り、当期は3カ年の中期経営計画「Global StepⅠ」の最終年度であり、下半期以降もこの計画に基づき、将来ビジョンの実現に向けた基盤強化のための取り組みを継続していきます。 通期の業績については、液晶・半導体製造装置向け厚板や自動車向け板材・押出材が好調であるものの、2017年5月発表当初から外部・内部環境ともに変化があるため、トータルでは見通しに変更はありません。業績予想としては、期首に掲げた通り、売上高6,300億円、営業利益360億円、経常利益300億円、親会社株主に帰属する当期純利益170億円と、増収増益を見込んでいます。 株主の皆様への配当については、中間期は1株につき3円(株式併合後換算30円)を実施し、期末30円を予定しています(詳細はP14をご参照ください)。 なお、来期からは、将来ビジョンの実現に向けた第2フェーズとなる次期中期経営計画「Global Step Ⅱ」(2018~2020年度)がスタートします。この計画は成長加速のステップと位置づけていますが、グローバル企業としての成長を実現するには、単に売上規模を拡大するだけでなく、企業体としての質的なレベルアップも図っていく必要があると考えています。 その一環として、これまでも取り組んできたコーポレート・ガバナンスの強化をさらに推し進めるため、2017年10月に「指名・報酬諮問委員会」の設置を発表しました。この委員会は、取締役や執行役員の指名、報酬などの決定プロセスについて、客観性や透明性の向上を図るための諮問機関です。委員会の構成員は別表の通りですが、半数以上を独立社外取締役または独立社外監査役とすることで、公正かつ透明な意志決定プロセスを徹底していきます。 次期中期経営計画においても、引き続きコーポレート・ガバナンスの強化に努め、お客様や株主の皆様をはじめとしたステークホルダーから、そしてグローバル社会からの確かな信頼を獲得していきたいと考えています。 株主の皆様には、今後のUACJグループの成長にご期待いただくとともに、引き続きご指導、ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。今後の見通しと取り組み方針、株主還元について委員長委員山内 重德岡田 満鈴木 俊夫杉山 涼子浅野 明曽根 貴史代表取締役会長代表取締役社長独立社外取締役独立社外取締役独立社外監査役元 当社社外監査役指名・報酬諮問委員会の構成員委員の半数以上は独立社外取締役または独立社外監査役4
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