株主の皆様へ 2018年3月期 上半期報告書
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技術開発研究所所長が語る未来志向で新たな価値を創出する自動車用アルミニウム材の研究開発自動車に対する環境規制の強化を受けて、軽量化に続いて電動化の流れが加速しています。電気自動車(EV)は、エンジン駆動の自動車とは構成する部材が異なり、今後の普及とともにEVならではの部材開発ニーズも高まっています。また、EV分野では既存の自動車メーカーだけでなく新規参入も活発化しており、部材メーカーにとっても市場開拓の機会になると期待できます。UACJグループは、こうした自動車産業の変化を大きなビジネスチャンスと捉え、EV用アルミニウム材の研究開発を強化。リチウムイオン電池の電極用アルミニウム箔や電池ケース用アルミニウム合金板といった蓄電池関連部材、航続距離を確保するためのより軽量な構造材など、EVのニーズを見据えた部材を開発しております。取締役兼専務執行役員技術開発研究所所長渋江 和久軽量化や電動化といった“自動車の進化”に適した素材として、アルミニウムの採用が進んでいます。ここでは、自動車の未来を見据え、アルミニウムのさらなる活躍の場を開拓していくUACJの取り組みを、技術開発研究所の渋江和久所長が語ります。特集電気自動車化を見据えた一歩先をいく部材開発5

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