株主の皆様へ 2021年3月期 上半期報告書
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UATHでは、どんな投資をしてきたの?不測の事態が起きたときの対応は大丈夫?当社グループでは、さまざまなリスクに対して適切な対応策を講じるため、社長を委員長としたCSR委員会を設置し、リスク管理を推進しています。また、昨年度よりリスクマネジメントの専門部署を新設し、さらに強化しています。その一環として、不測の事態の際にも事業を継続するための体制をさらに強固なものにすべく、事業・生産体制に応じた平時・有事の対応整備を進め、BCM※2体制を構築しています。今般のコロナ禍においても、BCMに基づき緊急対策本部を設置し、感染防止、生産体制維持、財務対策などさまざまな施策を実施しています。この経験も活かし、大地震をはじめとした自然災害に加え、感染症にも対応できるよう、PDCAを回して改善に取り組んでいきます。※2 Business Continuity ManagementUATH※1では、3期に分けて生産能力を増強してきました。第1期では、冷間圧延以降の下工程の設備を導入し、操業を開始。第2期では鋳造・熱間圧延設備を立ち上げ、一貫生産をスタートさせました。第3期では、高い熱間圧延能力を活かすべく、鋳造、冷間圧延、表面処理・塗装ラインを増強しました。2019年にはすべての設備が立ち上がり、年間32万トンの高い生産能力を持つ生産拠点となりました。今後、この能力を最大限に発揮して、供給エリアを拡大していきます。※1 UACJ (Thailand) Co., Ltd.※3 Business Continuity PlanUATHの生産能力の推移第2期(2014~2015年)第3期(2017~2019年)鋳造熱間圧延冷間圧延表面処理・塗装第1期(2012~2014年)鋳造熱間圧延冷間圧延表面処理・塗装鋳造熱間圧延冷間圧延表面処理・塗装6万トン/年18万トン/年32万トン/年■投資未 ■投資実施 ■投資済み投資額 595億円投資額 390億円感染拡大からの時間業務縮小100%BCP効果感染者・出社困難者が発生しても重要業務は継続感染症BCP※3イメージ14操業度

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