株主の皆様へ 2021年3月期 上半期報告書
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(千トン)3,0002,0001,000019901,13020001,3031,5621,7281,9602,4702,87020102019203020402050輸送用機械建設資材輸送用機械・建設資材の国内需要の見通し(千トン)1,00050001990956200083358771973073094020102019203020402050(年)(年)出典:アルミニウム協会「アルミニウムVISION2050」サプライチェーン全体でサステナビリティを考えるために。日本のアルミニウム圧延メーカーとして初めてASIに加盟ASI※3は、アルミニウムのサプライチェーン全体におけるサステナビリティの取り組み向上を図る世界的な団体です。当社は、この組織を通じて、リサイクルをはじめとしたサステナビリティにつながる活動をリードしていきます。そして、収益性を重視しながらも、サステナブルなグローバルカンパニーとしてブランド価値を高めていきます。※3 Aluminium Stewardship Initiativeアルミニウムのリサイクルは、実は結構行われています。例えば、身近な飲料缶。日本では、リサイクル率が約98%※2に達しています。そして、その多くがまた飲料缶になります。また、ノートパソコンやスマートフォン・タブレットにもリサイクルされたアルミニウムが使われています。最近では、新幹線にも。役目を終えた車両から取り出されたアルミニウム材がリサイクルされ、荷棚などの内装部品として使われるなど新幹線から新幹線への水平リサイクルが世界で初めて実現されました。まず私たちにできることは、多くの人がリサイクルできることを知っている飲料缶だけでなく、役目を終えたさまざまなものを資源とみなして、リサイクルさせることです。そして特に、アルミニウム事業を営む当社が取り組むべきことは、リサイクルしやすいアルミニウム合金を開発し、多くの製品に使えるようにすること、また、リサイクルする際に不純物を取り除くなどの技術を確立することです。当社は、国家プロジェクトに参画して取り組むとともに、循環型社会の実現のため、業界全体で連携し、これらの取り組みを進めています。※2 2019年のリサイクル率。アルミ缶リサイクル協会調べ実は、こんなに進んでいるアルミニウムのリサイクルもっとリサイクルをするために、私たちができること8

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