株主の皆様へ 2022年3月期 上半期報告
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仕上、検査・梱包冷間圧延熱間仕上圧延熱間粗圧延鋳造溶解当社ではTAAやUATHの生産能力を増強する投資を実施してきたこともあり、日本、米国、タイの「世界3極を中心とした供給体制」が当社の競争優位性であると認識されている方も多いかと思います。しかし、それだけではありません。100年以上の事業活動のなかで究めてきた素材を活かす「多彩な加工力」。そして、品質重視で培ってきた信頼関係からなる「強固な顧客基盤」。これらを有し、組み合わせることができるからこそ、他のアルミニウムメーカーにもできないほど幅広い分野の製品を、世界各地のお客様へ供給できるのです。(価値創出、企業成長の源泉)アルミニウムは、ボーキサイトを製錬して、アルミナを経て生成されます。当社は、そのアルミニウムを地金として仕入れ、さまざまなアルミニウム製品を作り出しています。その工程は、まず、地金を溶かし、不純物を取り除き、大きな直方体の塊(スラブ)を作ります。それを均熱処理した後、熱間圧延機でスラブを3mm程度に薄く延ばし、コイル状に巻き取ります。その後、冷間圧延機で、板の厚さや平坦度などをコントロールしながら、冷間圧延を行います。最後に、缶などの製品に応じて仕上処理(表面処理・塗装など)を行い、お客様にお届けしています。UACJの競争優位性板製品の加工プロセスQR14世界3極の供給体制強固な顧客基盤多彩な加工力詳しい製造工程を動画でご紹介しています。https://www.uacj.co.jp/ir/other/movie/index.htm幅広い分野・世界各地に、さまざまな製品を供給UACJの競争優位性(強み)とは?主力のアルミニウム板製品はどのように作られるの?株主の皆様からのご質問にお答えします!

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