株主の皆様へ 2022年3月期 上半期報告
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操業度改善(コスト改善)TAA業績改善(棚卸資産影響除く)UATH業績改善(棚卸資産影響除く)4△26※1内部取引控除後の数量ました。特に自動車関連分野を中心に前年同期比で増加し、その他建設関連や半導体製造装置関連、押出類でも前年同期比で増加しました。一方、当社グループの海外向け販売数量は、Tri-Arrows Aluminum Inc.やUACJ (Thailand) Co., Ltd.などの缶材の販売が好調だったことから前年同期を上回りました。その結果、2021年度上半期の当社業績は、売上高が3,650億円(前年同期比38.0%増)、営業利益が299億円(前年同期は11億円の損失)、経常利益が258億円(前年同期は26億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が173億円(前年同期は51億円の損失)となりました。 なお、各事業の状況を見ていくと、当期のアルミ圧延品事業の売上高は、アルミ地金価格の上昇や販売数量の回復などにより、3,269億円(前年同期比46.8%増)となり、営業利益は、アルミ地金価格の上昇による棚卸資産影響のアルミ板の品種別売上数量(千トン)※1缶材箔地IT材自動車材厚板その他一般材合計国内市場向け 215海外市場向け 322国内市場向け 245海外市場向け 405※2販売関係差:国内販売数量の増加および、品種構成の好転にともなう損益差2020年度上半期好転や販売数量の回復などにより、326億円(前年同期は20億円の利益)となりました。 加工品・関連事業においては、自動車関連分野、空調関連分野を中心に新型コロナウイルス感染拡大の影響からの好転が見られました。売上高は2021年度第1四半期から新収益認識基準を適用したことで765億円(前年同期比1.8%減)に、営業利益は2億円(前年同期は10億円の損失)となりました。 なお、懸案の財務体質については、販売回復や地金価格の高騰によって運転資金が増加したことなどで有利子負債が一時的に増加していましたが、利益の積み増し、投資の厳選、経費削減に取り組み、現預金水準を2020年度末並みに維持するとともに、有利子負債を88億円圧縮し、フリー・キャッシュ・フローは黒字となっています。連結経常損益分析(億円)+127損実力益+157影棚卸響資産※2販売関係差2021年度上半期2020年度 品種上半期35926135019715372021年度 上半期4092977325107650増減503△5236361133083+50+24+16258△1その他+382

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