株主の皆様へ 2022年3月期 上半期報告
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成長第2次中期経営計画収益基盤の先行投資第4次中期経営計画UACJ VISION 2030の萌芽、開花を目指す時間想定していたコロナリスクの抑制傾向によって、2021年8月に上方修正した業績見通しをさらに上回る、売上高7,500億円、営業利益500億円、経常利益400億円、親会社株主に帰属する純利益200億円を見込んでいます。こうしたことを踏まえ、2020年度は誠に遺憾ながら無配としていた配当を復配とし、本年度の期末配当は85円を予定しています。 私は、UACJ VISION 2030の先にある10年後の世界では、アルミニウムが使われるシーンが一層広がっているのではないかと考えています。例えば、自動車のEV化が進めば、車体の軽量化や熱マネジメントのためにアルミニウム材料の採用が加速するなど、さまざまなアルミニウム製品の需要が拡大すると予測されます。また、世界的な資源リサイクルの推進により、アルミニウムが使われる世界の創アルミニウムを究めて環境負荷を減らし、軽やかな世界へトップメッセージ第3次中期経営計画の位置づけ長期経営ビジョン目指す姿20182021第3次中期経営計画構造改革を完遂し、その先の成長とUACJ VISION 2030の実現に向けた基盤を確立する202320303今後の見通し 当社は、長期ビジョン「UACJ VISION 2030」の実現に向けて、2021年度を初年度とする第3次中期経営計画をスタートさせました。この計画は、構造改革を完遂し、その先の成長とUACJ VISION 2030の実現に向けた基盤を確立することを目的としたものです。計画を着実に実行し、持続的な成長に向けた足がかりとする考えです。 構造改革については、新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内収益改革の効果の発現に遅れが出ていましたが、製造コストの低減、ロールマージンの改定などの追加施策を柔軟に実施し、2022年度には当初計画値を達成する見込みです。 2021年度の通期業績は、アルミ地金価格の上昇による棚卸資産影響の好転、北米を中心とした販売数量の増加、

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