株主の皆様へ 2013年3月期決算報告 2012年4月1日~2013年3月31日
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 株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。 2013年3月期の当社グループ業績および今後の見通しについて、代表の岡田からお答えいたします。 当期の世界経済は、欧州の財政危機が続くなか、新興国の成長にも陰りが見られるなど、減速傾向が広がりました。わが国経済も、東日本大震災からの復興需要が見られたものの、海外経済の減速や内需の縮小を受け、景気の低迷が続きました。年末の政権交代以降は、株高や円安の進行により明るい兆しが見られるものの、実体経済への浸透には、なお時間を要する状況です。 当社グループが属するアルミニウム圧延業界の需要を見ると、自動車関連は堅調であったものの、主力となる飲料用缶材は横ばい、箔地など電子機器分野は低調に推移し、全体では前期比で減少となりました。 こうした環境のなか、当社グループの売上数量は、LNG(液化天然ガス)船向け厚板や建設材の需要は増加したものの、飲料用缶材の伸び悩みや箔地の減少に加え、他の分野でも回復が進まず、前期比で約2%の減少となりました。加えて、地金単価の下落の影響もあり、当期の売上高は1,837億円(前期比5.3%減)となりました。 また、営業利益は53億円(前期比16.1%減)となりましたが、その一方で、板圧延事業の構造改革を含めたコスト改善施策を進め、前期比で11億円増の収益改善効果を創出しました。これらにより、経常利益は58億円(前期比9.2%減)、当期純利益は31億円(前期比11.1%減)となりました。 このように厳しい状況ではありますが、株主の皆様に対する期末配当は予定通り3円とし、中間配当3円とあわせて、前期と同額の年間6円としました。当期の事業環境ならびに業績はいかがでしたか?世界経済の減速を受け、アルミニウム圧延品の需要が減少したため、残念ながら減収減益となりました。AQ連結売上高(億円)2009.32010.32011.32012.32013.3連結経常利益(億円)連結当期純利益(億円)-150-100-5005010015005001,0001,5002,0002,500-3003060901202,0721,9401,8561,8372009.32010.32011.32012.32013.3△664△7581172009.32010.32011.32012.32013.3△11535△83112022,286

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