経験者採用
名古屋製造所の仕事
主な仕事内容
名古屋製造所には、主に「機械オペレーター職」「設備保全職」の仕事があります。
機械オペレーター職
製品の生産に直接携わる仕事です。各種生産設備のオペレーションやクレーンやフォークリフトでの運搬作業、品質検査などを行います。
業務内容について
鋳造
原料となるアルミ地金などを高温の炉で溶かし、型に流し込んで固め、最大で長さ10m、厚さ60cm、重さ30トンほどにもなる、スラブと呼ばれる巨大なアルミ合金の塊を作ります。仕事内容としては、原料の運搬、鋳造機の操作、鋳型清掃、クレーンでのスラブ運搬などがあります。
面削・加熱
スラブの上下面・側面を削って金属組織の異なる層を取り除きます。その後、熱間圧延で圧延しやすくするために、炉で熱処理を行います。仕事内容としては、炉の温度管理やクレーンでのスラブ運搬などがあります。
熱間圧延
スラブをロールの間に通して往復させることで、薄く延ばして板状にしていきます。名古屋製造所では、全長400mもある世界最大級の熱間粗圧延機を使用し、最大で厚さが60cmあったスラブを2~4cmにまで薄く延ばします。その後、熱間仕上圧延機で厚さ2~10mmにまでさらに薄くのばし、コイル状に巻き上げます。ここでの仕事内容としては、圧延機の操作や圧延準備対応、クレーンでの運搬作業、圧延ロール研磨などがあります。
冷間圧延
熱間圧延を終えたコイル(圧延された薄いアルミ板を巻き取ったもの)を冷やして常温にしたあと、お客様の要望に合った厚さや硬さにするために、さらに圧延を行います。6組のロールを通し、最高時速120kmでコイルを巻き取ることで精度を高めています。仕事内容としては、圧延機の操作や圧延準備対応、圧延後の検査などがあります。
仕上・精整
圧延されたアルミ板を、お客様の要求に合うように加工する工程です。板をフラットにする加工や、所定の形状や大きさに合わせた切断、板材の洗浄、表面処理などを行います。仕事内容としては、各種設備の操作や、処理を行う上での準備対応、運搬などがあります。
コーティング
アルミ板の表面に、塗装を施す工程です。
塗装の下地処理を行ったあとに、ロールコーターで塗装を行い、乾燥炉で被膜を乾燥させ、硬化させます。仕事内容としては、ラインにアルミ板を供給する作業や、塗料の準備、表面検査などがあります。
品質検査・分析
出荷する前に、製品が定められた規格に適しているかどうか、最終検査を行います。仕事内容としては、製品の強度や表面の反射具合、粗さなどの検査や、成分分析、出荷試験などがあります。
勤務について
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工場を24時間稼働させるために、昼勤・夜勤のある交替勤務を行っています。
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名古屋製造所は、3直2交替勤務。3班のいずれかに所属し、昼勤、夜勤、休日を、各3日ずつ組み合わせて働く勤務形態になります。9日間のうち3日は休日になります
昼勤
8:00~16:45(休憩60分)
夜勤
22:30~8:00(休憩60分)
昼勤の場合 1日のスケジュール
(精整工場Uさんの例)
5:00
- 起床、食事、出勤準備
6:00
- 家を出発
8:00
- 業務開始
12:00
- 休憩
13:00
- 業務開始
16:45
- 定時。残業開始
19:45
- 残業終了
21:00
- 帰宅・夕食
22:30
- 就寝
設備保全職
機械・電気・制御システムなどの整備や修理を担い、製造所の操業を支えます。
業務内容について
機械保全
ベアリングやシリンダーなど、設備の機械系に関する専門家。設備の故障を未然に防ぐための日々の点検、各設備での保全日工事、不意の故障に伴う突発修理対応などを行います。
電気保全
モーターなどの電気品や、制御に関する専門家。修理や改善、および故障しないための保全・メンテナンス対応を行います。
ユーティリティー保全
エネルギーや環境面で製造所の生産を支える仕事。工場の運転に必要なLNG、蒸気、純水などのエネルギー安定供給業務のほか、工場内の道路や建屋などの施設の補修も担っています。
勤務について
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週5日勤務、土日休みの一般勤務制で働きます。
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原則数年間は一般勤務ですが、独り立ちしたのちには、3直2交替勤務に就く可能性があります。
一般勤務の場合 1日のスケジュール
(機械保全職場Yさんの例)
6:30
- 起床、食事、出勤準備
7:40
- 会社に到着
8:30
- 業務開始
12:00
- 休憩
13:00
- 業務開始
午前に行った調査結果をまとめたり、交代する作業者に向けた引継ぎ資料を作成する
17:30
- 帰宅・夕食・お風呂
21:00
- 就寝