お家のアルミホイルは、災害時の生活に役立ちます。
おにぎりを包む時やお魚を焼く時に使うアルミホイル。
ちょっとした工夫で、災害時の生活に役立てることができます。
ここでは、そんなアルミホイルの使い方のヒントをご紹介します。
- ※本ページは、災害時のアルミホイルの活用事例をアイデアとしてご紹介するものです。
アルミホイルの使用により、安全などを保障するものではありません。
ご使用中に異常が見られる場合は、ただちに使用を中止してください。
フライパンに敷いて洗う水の節約に
災害により断水すると水が使えず、食器や調理道具が洗えなくなります。アルミホイルを敷いて調理すれば、フライパンを汚さず、そのまま何度も使うことができます。
- ※空焚き・やけどの恐れがあるほか、油の多い食品を調理する際に発火の危険性がありますので、ご注意ください。また、アルミ箔に食材がくっついてしまうことがありますので、お気を付けください。

使いかた



こんなときに使えます
災害時に水道管や施設に被害が出た場合、復旧まで1か月ほどかかると言われています(内閣府「首都直下地震等による東京の被害想定」より)。断水時には身の回りにあるものを活用し、いかに水を使わない生活を実現するかということが重要です。アルミホイルは身近な素材の中でも熱に強く、フライパンなど火を使う調理器具に使える貴重なアイテムです(NPO 法人プラス・アーツ)。
携帯トイレを包んで臭い漏れ防止に
使用済みの携帯トイレをアルミホイルで包みます。アルミホイルが臭い漏れを防ぎ、嫌な臭いが拡がるのを抑えます。
- ※臭い漏れを抑える効果はありますが、完全な防臭はできません。また、突起物で破れることがありますのでご注意ください。

使いかた



こんなときに使えます
災害後排水管などに被害が出てトイレが流せなくなったら携帯トイレを使うことになりますが、その際、使用済みの携帯トイレはゴミ回収車が来るまで家で保管しておくことになります。そこで問題になるのが「臭い」です。市販のごみ袋では臭い漏れを防げないので密封できる容器が必要ですが、もし使える容器がない場合、アルミホイルで代用できます(NPO 法人プラス・アーツ)。
冷えやすい箇所に巻いて防寒
足先など冷えやすい箇所にアルミホイルを巻きます。冬場の災害で暖房が使えず、暖を取るものもない場合などに、身体を効果的に温めることができます。
- ※靴下や肌着の上から巻くと効果が出ますが、効果には個人差があります。

使いかた




- ※あまり歩き回りすぎるとアルミホイルがばらばらになるので注意
こんなときに使えます
冬に災害が起こった場合、停電してしまうと暖房が使えず、寒さをしのぐのに大変苦労します。防寒用グッズとして有名なアルミシートと同様、アルミホイルも身体に巻くことで保温効果が期待できます。家庭用ホイルはサイズがそれほど大きくないので、足先やつま先など、冷えやすい箇所にスポット的に活用すると良いでしょう(NPO 法人プラス・アーツ)。
デスクライトを作って消灯後の読書や勉強に
アルミホイルとパッケージの箱、懐中電灯を使って、手元のみを照らすデスクライトを作ることができます。避難所などで消灯後、読書や勉強をする際に役立ちます。
- ※目を刺激する可能性があるため、懐中電灯は、直接のぞかないでください。

使いかた




こんなときに使えます
避難所生活には消灯時間があり、消灯後に照明を使って作業する必要がある場合、とても気を遣います。実際に東日本大震災の際、避難所にいる受験生たちが、勉強する時間と場所を確保するのにとても苦労していたと聞きました。光を周りに拡散させず、手元だけを明るくできる「デスクライト」は、そんな状況下で有効に活用できます(NPO 法人プラス・アーツ)。