高校生向け採用

先輩社員インタビュー

深谷製造所 製造部 鋳造工場N.M

2012年入社 工業高等学校(土木科)卒

01入社理由と仕事の大変なところ

大手企業という安心感と職場の雰囲気の良さに惹かれた

学校で求人票を見て地元の大手企業ということで興味を持ちました。工場を見学すると巨大な設備でアルミニウムを作っていることに驚くと共に、従業員の方の「ご安全に!」という挨拶も印象的で、雰囲気がよく働きやすそうな環境だと感じました。高校では土木科でしたが、現場を転々とする土木建築業と比較すると、工場で安定して働くことができることにも魅力を感じて入社を決めました。
当製造所がある深谷市は「暑さ日本一」で有名な熊谷市の隣町で、特に夏場に保護具を着用して熱い物体を扱う作業をするのは大変です。しかし、空調服の着用や毎日のスポーツドリンク支給、連続作業時間の制限、クールダウン休憩など、熱中症予防の対策が徹底されているので、安心して働けています。

02現在の仕事内容とやりがい

日々、技能を磨いて高品質のアルミを作る

アルミニウムの鋳造作業を担当しています。鋳造は、アルミ地金や添加金属といった原材料を熱して溶かし、鋳型に流し込んでスラブ(巨大なアルミ塊)を作る工程です。アルミニウム合金は添加する金属の種類・比率で性質がさまざまに変化するので、成分の比率が所定の値となるように計算・調整します。そうして作られた溶湯を鋳型に流し込み、スラブを作ります。鋳造機は巨大な設備ですが、細部については人の手で作業をすることも多く、高品質なスラブを作るためには、知識を身に付けて、技能を磨くことが欠かせません。
鋳造は製造所の中で最も上流の工程で、スラブの内部品質は鋳造で決まります。また、我々がスラブを作れないとあとの工程は何も作れないので重い責任がありますが、それだけに大きなやりがいも感じられます。

03職場の雰囲気

先輩が気さくですぐに打ち解けられた

上司にも話しかけやすく、明るい職場です。入社当初は、緊張してなかなか自分から話しかけることができなかったのですが、先輩が気さくに話しかけてくださったので、すぐに打ち解けることができました。今ではプライベートでの交流も多く、休日には職場の先輩や後輩と一緒に食事に行くこともありますし、冬はスノーボードにも行きます。

深谷製造所 製造部 熱延工場K.H

2019年入社 農業高等学校(生物生産工学科)卒

01入社理由と現在の仕事内容

高い技術力に惹かれて入社、現在は圧延機の操作を担当

もともと製造業への就職を考えていたところ、学校でUACJの求人票を見つけ、アルミニウムがどのように作られているのかに興味を持ちました。工場を見学してみると、どの設備も巨大で、これらの設備を駆使する高度な技術力に惹かれました。また、大手企業で安定感があることに加えて、親戚もUACJのことを知っていて「良い会社だよ」と勧められたこともあと押しとなって、入社を決めました。
現在は、熱間圧延機のオペレーターを担当しています。圧延機は製造所の中で最も巨大な設備の一つで、鋳造されたスラブを巨大なロールで上下から押しつぶして板状に伸ばしていく機械です。圧延機の操作は、オペレータールーム内で両手のレバー、両足のペダル、各種ボタンを駆使して行い、板に曲がりやたわみがないかを確認しながら慎重に行います。

02仕事の大変なところとやりがい

自ら圧延したアルミ板が社会のさまざまな場所で使われている

アルミニウムにはさまざまな合金の種類があり、それぞれ圧延の仕方がまったく異なるので、覚えるべき知識がたくさんあって大変です。また、圧延機の操作では、両手両足を同時に使って操作する難しさもありますが、こうした難しさがあることでやりがいも大きくなります。
これまでの業務の中で最も大きな達成感を感じたのは、初めて自分で板を圧延できた時です。入社した当初は「自分にこんなに大きな設備が操作できるのかな」と不安でしたが、先輩の仕事を見て、作業手順書を読んで勉強して、先輩に見てもらいながら自分でチャレンジしてみて、ようやく自分で板を圧延できた時は大きな達成感がありました。こうして自分が作った板が、社会のさまざまな場面で使われていると思うと誇らしいです。

03職場の雰囲気と今後の目標

「好奇心と挑戦心」を大切にしてチャレンジを続けていきたい

明るく仲が良い職場で、先輩も気さくに話しかけてくれるので質問もしやすいです。休日は先輩たちとバイクツーリングで温泉に行くことや、キャンプに行くこともあります。おかげで自部署の先輩だけでなく、他部署の人とも仲良くなれています。
今後は、独力でさまざまな合金種を圧延できるようになることが目標です。自分が先輩から教えてもらったように、今度は自分が後輩に教えていきたいと思っています。そして、これからもUACJグループ理念の「好奇心と挑戦心」を大切にして、幅広くチャレンジし続けたいと思います。

深谷製造所 設備部 設備保全課T.M

2019年入社 商業高等学校(商業科)卒

01入社理由と職場の雰囲気

一から学ぶことができ、気軽に質問できる環境

アルミニウムは飲料缶などの身近なものに使われていて、広く社会に貢献できる会社だと感じて興味を持ちました。そして、大手企業で福利厚生が充実していること、クレーン運転士やフォークリフトなどのさまざまな資格を取得できることなどが決め手となって入社を決めました。
商業高校出身で、機械のことはまったく分からない状態で入社しましたが、先輩が一からやさしく教えてくださって、分からないことがあれば気軽に質問できる環境なので、無理なく成長していけました。また、突発故障が発生した際などはもちろん、常に助け合いながら業務を進めていくチームワークの良い職場だと感じています。

02現在の仕事内容とやりがい

製造所の安定した操業を縁の下で支える重要な仕事

製造所内の設備の機械的な保全(メンテナンス)を担当しています。昼勤時は自分が担当する設備の定期点検の計画を作成し、工事業者さんを手配して進捗を管理したり、自分で部品交換などのメンテナンスや修理をします。夜勤時は自分でメンテナンスを行い、万一突発故障が発生した場合は応急修理を行います。
これまでの業務で印象深いのは、現場のオペレーターの意見を聞いて、設備改善を行った時のことです。アルミ板を切断する設備のモーター駆動部が、従来はカバーもなく“むき出し”の状態で、オペレーターが誤って手を出すと怪我をする恐れがありました。その改善策について、実際に作業をするオペレーターとも話し合って安全カバーを設置しました。安全性が向上したことで、感謝の言葉をいただけたのはとてもうれしかったですね。

03仕事で大切にしていることと大変なこと

いかなる場面でも安全第一で対応

機械保全の業務では、突発的な故障の修理などの非定常業務が多いので、作業をする前にKY(危険予知)をしっかり行い、自分が怪我をしない、同僚にも怪我をさせないように、いかなる時も安全第一を心掛けています。
その中で、特に夜間に突発的な故障が発生すると、日中よりも少ない人員体制で応急対応をする必要があるので大変です。その際、夜勤者だけで対処できない重大な故障であれば、非番の先輩に連絡を入れて出勤をお願いすることもあります。また、メンテナンス業務という性質上、操業が停止する夏休みや年末年始は工事のための出勤がありますが、休日出勤手当がしっかりと出るので収入面ではありがたいと感じています。