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Theme 1就職活動を
振り返って

自分の専攻って、会社の仕事とどう結びつくんだろう?

司会
お忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。本日は、2016年4月入社の内定者から理系出身の女性3名に加えて、同じく理系出身で活躍されている女性社員にも参加いただきましたので、リケジョ同士、ざっくばらんに語っていただければと思います。一口に「理系」といっても幅広いので、まずは自己紹介を兼ねて、それぞれ学生時代の専攻を教えてもらえますか。
Y.S.
私の専攻は航空宇宙工学系で、飛行機やロケットなどに使われる材料開発をテーマにしていました。
先輩
いわゆる「材料屋さん」ですね。入社後も役に立ちそうですが、アルミの開発もやっていましたか?
Y.S.
アルミではないんですが、チタンなどで作った材料について、引張試験などで機械的特性を評価したり、その試験で生じた亀裂を観察したりしていました。就職しても同じような研究を続けたかったので、研究活動と仕事内容との接点は強く意識しましたね。
M.K.
そこは私も同じです。私は工業化学専攻で、燃料電池の触媒について研究していましたが、やはり社会に出ても材料研究やモノづくりに関わりたいと思っていました。
先輩
じゃあ、はじめは化学メーカーを志望していたとか?
M.K.
はじめはそうでした。でも、化学メーカーの仕事内容がピンとこなかったんです。触媒の研究では金属を使っていたので、むしろ非鉄金属メーカーの方が私の研究と近いのかな、と思って路線変更しました。

M.T.
ピンとこなかったっていうのは、どうしてですか?
M.K.
私の専門は無機化学ですが、化学メーカーだと高分子など有機化学を研究している会社が多くて、そちらはあまり興味がなかったんです。あと、化学メーカーごとの違いがよくわからなくて、魅力が見つけられなかったこともありました。これは私の勉強不足かもしれないですけど(笑)。M.T.さんは?
M.T.
私は地学専攻で、鉱物の結晶組織を観察したりしていました。
先輩
だったら、EPMA(電子線マイクロアナライザ)とか使ったりしていたのでは?
M.T.
はい、使っていました!
先輩
私も職場でEPMAを使っていますよ。M.T.さんの研究内容とは接点がありますね。
T.T.
そう言ってもらえると安心します。私も皆さんと同様に、大学で学んだ分析技術を仕事にも活かしたかったので、業種とかはあまり考えずに、メーカーでも開発業務より分析業務ができる会社を探していました。先輩は、何学科のご出身ですか?
先輩
電気電子工学科で、学生時代は走査電子顕微鏡などを扱っていました。でも、皆さんのように専攻と仕事との接点とかは、あまり意識してなかったですね。広い意味での理系の仕事であれば大丈夫だろうと。
司会
数字や公式に拒否反応さえなければ大丈夫、というわけですか?
先輩
そうそう(笑)。だから、3人ともすごくきちんと考えていたんだなと、感心していました。

学生からは見えづらい?BtoBメーカーの存在感

司会
皆さんやはり理系出身だけに、メーカー中心に活動されたようですね。メーカーといっても、最終消費材に近いBtoCメーカーもあれば、UACJのように素材を扱うBtoBメーカーもありますが、どちらに興味がありましたか?
M.K.
私は化学系ですので、もともとBtoCメーカーよりもBtoBメーカーの方に興味がありました。そのなかでも、アルミ缶のような身近な存在を「自分で作ってるぞ」っていう感覚が持てるのは面白そうだと思って、はじめは製缶会社を回りました。そこから、さらにその素材を提供しているUACJに辿り着きました。
先輩
製缶会社も、飲料メーカー相手のBtoBですが、素材メーカーは、さらにその上流にある、いわばモノづくりの根底を支えている存在ですからね。
M.K.
そこが素材メーカーの魅力だと思うんです。実際、私もUACJの説明会に参加して、あの製缶会社にも、この製缶会社にもアルミ材を提供していると聞いて、だったら根本的なところから研究したほうが、社会的にも影響力があると思えました。
Y.S.
私は両極端でしたね。専攻との関係から、飛行機や自動車関連の業界を調べていましたが、BtoCの完成品メーカーか、製品の原点となる素材メーカーのどちらかで、同じBtoBでも、中間にある部品メーカーとかは考えていませんでした。
先輩
そこから素材メーカーに絞っていったんですか?
Y.S.
はい。自動車メーカーの人事の方に質問したところ、その会社だと、材料系の仕事というと資材調達になるので、素材そのものから研究することは少ないと聞いて、そこから素材メーカー寄りになっていきました。
M.T.
素材の開発をやりたいという強い動機があったんですね。他に、最終製品メーカーと比べた素材メーカーならではの魅力はありましたか?
Y.S.
完成品メーカーは、多数の部品メーカーや素材メーカーに支えられているわけですが、それを忘れがちになりかねないと思えたんです。だったら、「縁の下の力持ち」じゃないですけど、製品を素材から支える仕事の方が自分には合っているように思えました。
M.T.
お二人とも、すごいですね。お恥ずかしい話ですが、私は就職活動を始めた当初は、BtoBメーカーという存在を把握できてなくて、エントリーするのも、自分が知っているBtoCメーカーばかりでした。
先輩
そもそもBtoBメーカーは名前が表に出ないから、学生からすると、知る機会が少ないですよね。
M.T.
ですので、まずは自分が興味のある製品を作っているBtoCメーカーから調べ始めて、いろいろ勉強していくうちに、そうした製品づくりを一番根っこで支えているのはBtoBメーカー、なかでも素材メーカーだとわかってきたんです。
先輩
就職活動を通じて、世の中のモノ作りの仕組みがわかってきたというわけですね。
M.T.
そうですね。あと、BtoCメーカーだと、その会社の製品と、自分の研究との接点が見えづらくて、私に何ができるんだろうと思い悩むところがありました。その点、素材メーカーだと自分の専攻とのつながりがイメージしやすかったんです。
司会
学生、特に理系出身の皆さんは、やはり「自分の専門性を活かせる仕事をやりたい」と思うでしょうが、実際には、その専門技術が会社でどう位置づけられているか、なかなかわからないもの。そこで、人事担当者がわかりやすく接点を示してあげることが大切になるわけですね。今後のUACJの採用活動にも、是非、活かしていきたいですね。

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