今後の目標

仕事もプライベートも不安が一杯

司会: それでは、最後の話題ですが、内定者の皆さんは、入社してからのご自身の姿や目標などを、どのように描いていますか？
M.T.: 私が一番目標にしているのは、自分の仕事の優先順位を付けられるようになることです。大学でも、やるべきことがたくさんあると一杯一杯になってしまっていましたが、仕事だと一番基本になることだと思いますので、そこをうまくできるようになることが、まず目標ですね。
先輩: 確かに、複数の仕事を依頼されたりすることがあるので、新人だと優先順位をつけるのは難しいですよね。そんな時は、周りの先輩に聞くこと。当社には、最初の3年間は指導員制度といって、面倒を見てくれる先輩が決まっていますので、何でも相談してみるといいですよ。後は、先輩の真似をするのも大事です。私の場合、先輩の手帳を真似して、ToDoリストを作ったり、重要度を色で分けたりしていました。
M.T.: なるほど、真似して覚えるっていうことですね。
Y.S.: 私はまだ全然、自分が働いているイメージが持てていないんですが、大学では狭い専門分野しか見てこなかった印象があるので、会社ではもっと視野を広くして、いろんな分野にチャレンジしながら、自分のやりたいことを見極めていきたいと思っています。
司会: 当社は製造業なので、Y.S.さんのような機械系の方の役割はたくさんあります。製造機械の開発、運用はもちろん、日々のメンテナンスや、性能向上のための改造など、さまざまな仕事にチャレンジして欲しいですね。
M.K.: 私の目標は、仕事を通して自分自身を成長させることですね。新入社員のうちは勉強しなければならないことがたくさんあると思いますので、言われたことをしっかり聞いて、自分で考えて、吸収しつつ、周りの人に頼られる存在だったり、引っ張っていけるような存在になっていけたらと思っています。
先輩: 当社は成長できる環境があると思いますよ。先ほど話した指導員に限らず、周囲の先輩たちは、新人が困った顔をしていれば、「何、どうしたの？」って声をかけてくれますので、おおいに頼りにしてください。
司会: 研修制度も充実しているので、そこも上手く利用して欲しいですね。
先輩: 入社時だけでなく、2年目、3年目にも定期的に研修がありますが、研修の間は業務を離れるので、自分を振り返るチャンスにもなりますよ。
M.T.: 仕事が煮詰まった時なんかは、うまくリセットできる感じですね（笑）。
M.K.: 先ほどの指導員制度というのは、業務面だけでなく、日常生活面でも相談できるんですか？
先輩: ちょっとした時に雑談混じりに相談できる雰囲気があるので、指導員にも、上司にも、結構プライベートな相談をしましたよ。まだ独身だった頃に、結婚後の働き方だったり、結婚式に誰を呼んだらいいかとか（笑）。何か相談したいことがあるんですか？
M.K.: これまでずっと実家暮らしだったので、新しい生活になったら、いろいろ困ることもあるんじゃないかなと思いまして･･･
M.T.: 私も、初めての1人暮らしなので、そこが一番の不安です。全然イメージできなくて、何に困るかも想像できないくらい。
先輩: 生活面についての不安や相談事も、指導員や周りの先輩に相談してみてください。きっと親身になってくれますから心配しないで！
M.K.・M.T.: 　ありがとうございます。安心しました。

女性の力でUACJを成長させたい

司会: 皆さんの目標や不安などを伺いましたが、人事担当の目標としては、もっとUACJを女性が活躍できる環境にしていきたいし、女性の活力をUACJ全体の成長につなげていきたいと思っていますので、今後の皆さんの活躍をおおいに期待しています。
Y.S.: まだ女性が少ない職場なんでしょうか？
先輩: 勤務地を限定されない総合職だと、理系の女性は管理職も入れて10数名ですね。
司会: 当社に限らず、この業界では40台以降の社員が多く、そのなかに女性の総合職はほとんどいません。最近になって女性社員が増えてきたなかで、今年は理系女子を3人も採用できたので、人事担当としては「やった！」という気持ちです。
先輩: 社会全体で女性社員の比率を増やそうという動きがありますが、それとは関係なく、身近で女性が頑張っていれば「私も頑張ろう」と思えますよね。仕事で壁にぶつかった時、どうしても「結婚したら辞められる」とか一瞬よぎることもあると思いますが、そんな時、結婚、出産後も働いている女性の姿は励みになると思います。皆さんも、仕事で目指しているところがあるなら、是非、働き続けてもらいたいと思いますね。
Y.S.: 私はもともと研究が続けたくて入社したので、結婚、出産があっても働き続けるつもりです。何か迷うことがあったら、是非、相談させてください。
M.K.: 私もそのつもりです。後に続く方の見本になれるかどうかはわかりませんが、精一杯頑張ります。
M.T.: 今日は同じ理系出身の女性の先輩からお話を伺えて、とても参考になりました。私も後輩の女性社員には、どしどしアドバイスしていければと思います。
司会: 今後、皆さんのような「リケジョ」をどんどん増やしていきますので、一緒に女性の力でUACJを盛り上げていきましょう。それでは、今日は長時間にわたり、ありがとうございました。