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代表取締役社長 CEO
岡田 満

本日、新生UACJグループが誕生して、「世界的な競争力を持つアルミニウムメジャーグループ」という目標に向かって、力を合わせて前に進む体制が整いました。

山内会長からもお話のありましたように、新生UACJグループにとっての当面の最大の課題は、皆さんの持てる力の「融合」をもって、「合併によるシナジー効果の早期実現」をあらゆる事業、職場で進めることであると考えています。

UACJは、2社の合併により、国内子会社37社、海外子会社27社、これに主な出資先を加えると、70社を超えるまさにグローバルグループとなりました。しかしながら、2グループが単に一緒になって「1+1=2」になるだけでは、国内外の激しい競争には勝ち抜いていくことができません。「1+1」が3にも4にもなっていく、そうした姿を追い求めて、国内外でさまざまな施策をとっていく必要があります。

これまで何度もお話していますが、キーワードは「国内の構造改革の推進」、「海外成長分野への積極的対応」、「新製品・新技術の上市」です。すべての事業領域でこのことを頭に置いて仕事を進める必要があります。

国内では、統合以前から両グループがそれぞれ事業の構造改革を進めてきました。今後もその手綱を緩めることなく引き続きこれを推進し、「シナジー効果の早期実現」に向けあらゆる手段を講じなければなりません。

海外については、この統合を機に、既存、新規を問わずさまざまな事業で是々非々をよく見極め、それぞれの事業の状況に見合う展開を行う必要があります。その中でも当面の最大の命題は、来年初めからの「タイ圧延工場の垂直立ち上げ」です。これを計画通りに実行し、TAAをはじめとする海外拠点と連携して、日本・東南アジア・中国、さらには北米・欧州におよぶ強固なサプライチェーンを構築することが重要です。これによって、海外の成長するマーケットに的確にアクセスし、販売力をさらに強化することで、海外のアルミニウムメジャーや新興勢力との厳しい競争に打ち勝っていかなければなりません。これに勝てなければ当社グループの生き残りはありません。そういう覚悟を持って取り組んでもらいたいと思います。

新製品・新技術は、マーケットに継続して提供することが、我々メーカーの永続的な発展を支えることだということをよく認識し、アンテナを高くして取り組んでいきましょう。

これらの取り組みを行う上で意識しなければならないことがあります。これも何度もお話していることですが、「お客様満足度の最大化」と「コンプライアンス、安全、環境、品質の徹底」です。

お客様があってはじめて新会社の事業が成り立ちます。これを胸に刻んで日々地道な活動を続け、お客様の「こんなものが欲しい」をいち早く、正しくキャッチし、これに応えられる新製品を開発し、マーケットに提供することによりお客様の満足度が上がっていくものと確信します。

また、コンプライアンスは会社運営において絶対的なMust事項であります。一旦問題を起こして社会的信用を失った会社の事例は、過去の報道において数多く見ていることと思います。

安全、環境、品質についてもさまざまな機会に申し上げているとおり、事業の根幹に関わります。安全、環境、品質の底上げなしには会社の発展はありえません。

最後になりましたが、両社の労働組合の皆さんには、これまでの会社諸施策にご理解とご協力をいただき、あらためて感謝申し上げます。新生UACJとなり、組合組織としても新たなステージを迎えるわけですが、今後とも引き続きさまざまなご相談をさせていただくことになるかと思います。労使が一体となって課題に取り組み、この大きな変化をともに乗り切っていきたいと考えております。

このUACJグループが、従業員の皆さんにとって安全、安心で働くやりがいのある素晴らしい会社になること、あわせて「ゼロ災」を祈念して、UACJ発足にあたっての挨拶といたします。

ご安全に!