リリース・お知らせ 2021年

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山一金属株式会社とUBC加工処理の協業に向けた基本合意書を締結
—アルミ缶のクローズドループリサイクルの確立に貢献—

2021年11月4日

株式会社UACJは、山一金属株式会社(本社:静岡県駿東郡、代表取締役:大賀俊和、以下、「山一金属」)と、UBC※1の加工処理に関する事業の協業に向け、両社で検討を進めていく旨の基本合意書を11月4日に締結しました。

当社は、長期経営ビジョン「UACJ VISION 2030」にて、製品ライフサイクルでのCO2削減により、環境負荷の軽減に貢献することを目標の一つとしています。また、山一金属は、企業理念の一つとして「環境、資源、社会との共存共栄」を掲げています。この度、当社の目指す方向性と山一金属の企業理念や事業方向性が一致したことから、本合意書の締結にいたりました。

本協業の実現により、国内でのUBC使用量を増やすことができ、リサイクルの促進や、CAN to CAN率の向上につながります。当社は、本取り組みを通して、「UACJ VISION 2030」で掲げる「2030年までにCO2排出量を22%※2削減する」目標の達成を目指してまいります。

今後は、UBCの加工処理に関する協業を通して、国内アルミ缶を再びアルミコイルとして製造・出荷するクローズドループリサイクルを主導的に確立し、CO2排出削減への貢献を目指し、両社で検討を進めてまいります。

  • ※1 UBC:使用済み飲料缶(Used Beverage Can)
  • ※2 2019年度BAU比。BAU:何も対策を講じずに現状(生産量、品種構成)を維持した状態(Business as usual)
  • ※3 日本アルミニウム協会VISION2050掲載数値より算出

山一金属概要

社名 山一金属株式会社
所在地 静岡県駿東郡長泉町本宿715
代表 代表取締役社長 大賀俊和
事業内容 アルミ缶リサイクル事業
設立日 昭和36年5月15日
資本金 98,250千円

UACJについて

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開する日本発の総合アルミニウムメーカーです。グループ企業理念では、「素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する」を掲げています。
当社は、2013年に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し、発足しました。グループ内に板、自動車部品、押出、箔、鋳鍛、金属加工の6つの事業を持ち、飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い産業分野にアルミニウム素材を供給しています。
アルミニウム板事業では、北米・タイ・日本の3極グローバル体制を構築しており、自動車部品事業では、北米・中国・日本で合金開発から設計までの一貫生産体制を活かしたビジネス展開を行っています。2021年3月期の売上高は5,698億円、従業員は全世界で約9,700人です。