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経営

株式会社UACJ
代表取締役社長
石原 美幸

ご安全に。
新年おめでとうございます。

皆さんそれぞれ、心新たにこの新しい年を迎えられたことと思います。年末年始に出勤された皆さん、大変ご苦労さまでした。また、海外で新年を迎えられた従業員とそのご家族の皆さんにも改めて感謝申し上げます。

さて、年頭にあたり、昨年の当社グループの主な活動を振り返りたいと思います。

昨年は、新型コロナウイルスワクチン接種の進展により、世界の経済活動が回復しつつありました。一方で、資源やエネルギー価格の高騰、輸送のひっ迫、新型コロナウイルスの新たな変異株の出現もあり、環境が目まぐるしく変化する一年でありました。

こうした中で、当社グループは昨年「VISION2030」と「第3次中期経営計画」を策定し、その初年度である2021年度は5つの重点課題を掲げて取り組んでまいりました。

  1. 安全で快適な職場づくりとコンプライアンスの実践

    昨年も引き続き、新型コロナウイルス感染拡大への対応に努め、ワクチン職域接種の実施など、新たな取り組みも実施しました。
    また、お客様への影響を最小限に留めるべく、事業活動の継続に取り組んできました。特に厳しい環境下にあった海外においては、鋳鍛事業のベトナムをはじめ、多くの拠点で大変な努力を重ねてくれました。

  2. 構造改革目標の確実な達成

    事業収益力の回復に向けて、コロナ禍においても生産性や品質向上に向けた活動を継続し、UATHの年間32万トン体制の構築をはじめ、多くの事業拠点で生産量や損益の新記録が達成されました。
    生産拠点の集約においては、従業員の皆さんに大変なご協力をいただきました。改めて深く感謝申し上げます。

  3. 第3次中期経営計画の確実な実行と目標の達成

    福井製造所の新自動車パネル材仕上げラインの活用による最適生産体制の構築、北米UWHでのEV車向け部品の新製造拠点の設立、乳源での電池箔向け新工場の立ち上げなど、成長市場への対応が着実に進みました。
    サステナビリティの推進においては、気候変動対策推進委員会を立上げて様々な取り組みの検討・着手を始めました。また、グループ各社が協働でSDGsバッジ・キーホルダーを製作するといった、当社グループならではの取り組みも実施されました。

  4. 従業員エンゲージメントの向上

    在宅勤務などの働き方が一層浸透したことに加え、検査業務をリモートで実施するなど、生産現場においても新たな工夫が数多く見られました。2020年に開始した企業理念の浸透活動はさらに裾野を広げ、昨年はグループ各社での対話の機会を増やすことができました。

  5. 個人の成長と組織の強化

    リスクマネジメントについて各部門の方針管理に落とし込む活動を開始し、全従業員が自分ごと化する取り組みを進めました。

これらの取り組みは、コロナ禍で様々な活動が制限され、先を見通しにくい状況の中で、全従業員がそれぞれの立場で、できることを考え実行してきた成果です。皆さんのご努力に改めて感謝を申し上げます。

こうした昨年の活動を継続しつつ、2022年は以下の4つの重点方針に取り組んでまいります。
また、これらの活動の土台として、安全とコンプライアンスは、当社グループの経営の基本であり最優先事項として、引き続き徹底してまいります。

  1. 構造改革の完遂

    2019年に開始した構造改革は2022年度が最終年度です。これまで進めてきた施策や新たな取り組みを完遂し目標を確実に達成していきます。

  2. 第3次中期経営計画の達成に向けた行動

    昨年から開始した中期経営計画は2年目を迎えます。財務・非財務目標を達成するとともに、「VISION 2030」の実現のため、成長市場・成長分野の開拓、川上と川下や事業間連携による素材+αの付加価値拡大、DX活用や技術開発等の基盤強化を着実に進めていきます。

  3. 気候変動対策の加速

    理念に掲げる「持続可能で豊かな社会」の実現に向けて、リサイクルの拡大などを通じて、「軽やかに」グループ全体で取り組みを加速していきます。

  4. 個人と組織の成長

    「ものづくりは人づくり」の考えを基本とし、個人の成長と組織力の強化、リスクマネジメント力の向上を継続していきます。特に今年は人権への配慮・多様性の尊重を推進する取り組みを強化し、UACJウェイの価値観を当たり前に実践できる活力ある職場を作っていきます。

相互の理解と尊重の精神で全社一丸となり取り組んできた構造改革の結果、2021年度の決算は実力損益が向上し、黒字回復が予想されています。誠実にものづくりと向き合い、未来志向で持続可能な会社を作り上げていきましょう。また、新しい取り組みに好奇心を持ち、挑戦的に取り組んでいきましょう。
今年も「全員野球」で、それぞれの持ち場・立場で、同じ方向を目指して成長していきましょう。

UACJグループ、および関係する各社の皆さんとそのご家族のご健勝を心より祈念して、私の新年の挨拶とさせていただきます。

ご安全に。