リリース・お知らせ 2023年

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世界初の100%リサイクル缶が「日本パッケージングコンテスト」でジャパンスター賞 / 経済産業省産業技術環境局長賞を受賞
—脱炭素社会・循環型社会へ挑戦する取り組みが評価—

2023年8月31日

株式会社UACJは、サントリーホールディングス株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:新浪剛史、以下「サントリーホールディングス」)、東洋製罐グループホールディングス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大塚一男、以下「東洋製罐グループ」)との連名で、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「2023日本パッケージングコンテスト」にて最高賞「ジャパンスター賞」の一つである「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞しました。

8月30日受賞式の様子
(中央:サントリーホールディングスの森阪氏、荻野氏、右:東洋製罐の板倉氏、中野氏、左:UACJの星野、山崎)

「日本パッケージコンテスト」とは、公益社団法人日本包装技術協会主催で毎年開催されている、包装におけるデザインからロジスティクスに至るまでのその年の包装の最高峰と優秀群を決定するものです。入賞作品には、優れた包装の証であるGPマークの使用が許可されるほか、世界の包装コンテストである「ワールドスターコンテスト」への出品資格が付与されます。「経済産業省産業技術環境局長賞」は、特に環境負荷低減に貢献したものに贈られる賞です。

今回受賞した製品は、2022年9月6日発売の「ザ・プレミアム・モルツ CO2削減缶」および「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール CO2削減缶」向けに、3社が共同で製造した世界初※1の100%※2リサイクル缶です。本飲料缶は、当社が供給するリサイクルアルミを100%使用することにより、1缶当たりのCO2排出量を通常品より60%削減※3しています。

ザ・プレミアム・モルツ CO2削減缶

ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール CO2削減缶

当社は、今後もサプライチェーン全体と協力して、アルミニウムのサーキュラーエコノミーをさらに促進するとともに、溶解・鋳造工程を持つアルミ圧延メーカーとして、アルミニウムのサーキュラーエコノミーの心臓となることを目指し、軽やかな世界の実現に貢献してまいります。

  • ※1 缶材由来のリサイクルアルミのみを使用し、商品化されたSOT(ステイオンタブ)缶として(2022年7月 東洋製罐グループ、UACJ調べ)
  • ※2 使用済アルミ缶や、アルミ缶製造過程で発生したスクラップ等を配合した100%缶材由来の再生原料
  • ※3 アルミ原材料の製造*1から缶の製造工程*2におけるCO2削減量について、通常の350mlアルミ缶(原材料:UACJ、製造:東洋製罐グループ)と比較調査を実施し、CO2排出量60%削減を確認
    • *1 日本アルミニウム協会の公式LCI(ライフサイクルインベントリ)データに基づき算定
    • *2 東洋製罐グループの2019年度生産時における活動量実績および地球温暖化対策推進法CO2排出係数をもとに算定

UACJについて

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開する日本発の総合アルミニウムメーカーです。グループ企業理念では、「素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する」を掲げています。
当社は、2013年に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し、発足しました。グループ内に板、自動車部品、押出、箔、鋳鍛、金属加工の6つの事業を持ち、飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い産業分野にアルミニウム素材を供給しています。
アルミニウム板事業では、北米・タイ・日本の3極グローバル体制を構築しており、自動車部品事業では、北米・中国・日本で合金開発から設計までの一貫生産体制を活かしたビジネス展開を行っています。2023年3月期の連結売上高は9,629億円、グループ従業員は約9,500人です。