リリース・お知らせ 2024年

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「第10回ジャパン・レジリエンス・アワード」で「水の架け橋」が優秀賞受賞
—アルミボトル缶入り長期備蓄水を災害時に相互支援できるシステムが評価—

2024年4月24日

株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役:田中信二)は、災害用備蓄飲料水と相互支援ネットワークシステム「水の架け橋」が、「第10回ジャパン・レジリエンス・アワード」で優秀賞を受賞しましたので、お知らせいたします。当社での本賞の受賞は、初めてとなります。


「第10回ジャパン・レジリエンス・アワード」授賞式の様子(左:レジリエンスジャパン推進協議会 横山英子理事、
右:「水の架け橋」プロジェクト代表 黒田英敬)

ジャパン・レジリエンス・アワードとは、次世代に向けたレジリエンス社会構築に向けて、強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発などに取り組んでいる先進的な企業・団体を表彰する制度です。主催は、国土強靭化基本法に基づき、内閣官房国土強靭化推進室の「レジリエンス認証」を認定する機関「一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会」で、2015年から毎年実施しており、今回で10回目を迎えます。レジリエンス性、公共性、技術性・先駆性・革新性、持続性・継続性、波及性の5軸で評価され、グランプリ、準グランプリ、最優秀賞、優秀賞、優良賞が選定されます。今回は、72件の応募がある中、当社の災害用備蓄飲料水と相互支援ネットワークシステム「水の架け橋」が優秀賞に選ばれました。

「水の架け橋」は、2022年8月に発売を開始した「賞味期限12年の備蓄水」と「災害時に飲料水を支援し合える事業者・自治体向けのネットワークシステム」の2本立ての製品サービスです。備蓄水の容器には、空気や水蒸気、紫外線を通さないアルミボトル缶を採用しており、賞味期限が長いことから買い替え頻度や費用の削減に貢献します。また、本備蓄水を購入した事業者や自治体は、「水の架け橋ネットワークシステム」に加入でき、災害発生時には、加入者同士で支援要請を通じて情報交換や備蓄水を融通し合うことが可能になります。

UACJは、今後も社会課題解決に向けてアルミニウムの力を引き出し、「素材+α」の付加価値を提供してまいります。

UACJについて

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開するアルミニウム総合メーカーです。「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。

UACJは、2013年に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し発足した会社で、アルミ圧延を開始してから125年以上の歴史を持ちます。グループ内に板、自動車部品、押出・加工品、鋳鍛、箔の5つの事業を持ち、飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い分野にアルミ素材を供給し、人びとの暮らしや産業を支えています。

板事業では、北米・タイ・日本の3極グローバル供給体制を構築しており、自動車部品事業では、北米・中国・日本で合金開発から設計までの一貫生産体制を生かしたビジネスを展開しています。2023年3月期の連結売上高は9,629億円、グループ従業員は約9,500人です。