リリース・お知らせ 2024年

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アルミホイルを活用したワークショップ・ツール「ワークショップの素™」を開発、トライアル販売開始
—社内ベンチャー制度プロジェクト第3弾、コミュニケーション活性化やチームビルディング形成に貢献—

2024年5月28日

株式会社UACJ（本社：東京都千代田区、代表取締役：田中信二）は、　デザイン・コンサルティング会社hyphenate（ハイフネイト）株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：平田智彦、以下「hyphenate」）と、アルミホイルを用いてコミュニケーション活性化を図るワークショップ・ツール「ワークショップの素™」を共同で開発し、2024年5月にトライアル販売を開始しましたので、お知らせします。本プロジェクトは、当社が2021年度に開始した新規領域創出のための社内ベンチャー制度「UACJ Innovators」により採択され実現したもので、本制度のプロジェクト化第3弾となります。

「ワークショップの素™」は、コミュニケーション活性化やチームビルディングといった社会的な課題解決に貢献したいという思いを持った開発者が、体験価値をデザインするhyphenateなどと話しをするなかで、「アルミホイルを工作に使うというアイデア」が本課題解決に向けた一助になるという着想を得て開発に至ったものです。ワークショップでは、たとえば、研修開始時のアイスブレイクとして「あなたを動物にたとえると何？」という問いに対して、自身を動物に見立ててアルミホイル1枚で表現するといったワークを実施します。当社で実証実験を行った結果、通常のアイスブレイクでは、他者への質問やコメントが平均1～2回であることに対し、「ワークショップの素™」を使用することで、平均5回に増えました^※。さらに、本アイスブレイクが自分の弱点を話すきっかけとなり、相手の理解促進に貢献しました。このように、「モノをつくる」ことを通して会話のきっかけを創出でき、チームビルディングに役立つことが期待されます。

アルミホイルは、特別な道具を用いることなく簡単に加工でき、形状を維持できるため、立体的なものを作ることが容易なほか、清潔で、周囲を汚さずに済むため、工作の材料に適しています。また、アルミホイルで工作するのは、多くの人にとって初めてのチャレンジのため、技術の差に関係なく表現でき、参加者の創造性が促され、より深いコミュニケーションが図れます。

今回のトライアル販売では、企業の社員教育や研修などで活用してもらうことを目的とし、アルミホイルだけでなく、ルールブックや解説、ファシリテーションなどをセットにしたパッケージ商品として、販売します。将来的には、ビジネス層向けの研修のほか、小中学生の教育現場や介護施設、新製品開発現場など、さまざまな場面への展開を目指していきます。

UACJは、今後もアルミニウムの新たな価値を提案し、アルミニウムの用途を拡大し、持続可能で豊かな社会の実現に貢献してまいります。

※ UACJグループの従業員25人を対象とし、2023年7月にUACJ R&Dセンターで実証実験を実施。同一被験者に対し、通常の自己紹介（名前・所属・趣味・その他）と「ワークショップの素」（「ICE BREAK ZOO」を用いて自分自身を動物にたとえてアルミホイル1枚で表現）を使用した場合の比較結果です。ご使用状況により、効果は異なります。

「ワークショップの素」概要

hyphenateについて

UACJについて

株式会社UACJ（ユーエーシージェー）は、グローバルに事業を展開するアルミニウム総合メーカーです。「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。

UACJは、2013年に古河スカイ株式会社と住友軽金属工業株式会社が経営統合し発足した会社で、アルミ圧延を開始してから125年以上の歴史を持ちます。グループ内に板、自動車部品、押出・加工品、鋳鍛、箔の5つの事業を持ち、飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙産業などの幅広い分野にアルミ素材を供給し、人びとの暮らしや産業を支えています。

2024年3月期の連結売上高は8,928億円、グループ従業員は約10,500人です。