折りたたみ可能なアルミ製パーソナルブース「origami+work」が遠隔地でのオンライン診療に貢献
—診療環境やプライバシーを確保、医療現場の課題解決に向け実証実験—
製品・開発
株式会社UACJ(本社:東京都港区、代表取締役:田中信二)と、連結子会社で、UACJグループで商社機能を担う株式会社UACJトレーディング(本社:大阪市中央区/東京都港区、代表取締役:加藤将人)は、山口県立総合医療センターへき地医療支援センター長の原田昌範氏らと協力し、「origami+work」を用いた、都市部から離れた遠隔地でのオンライン診療の実証実験を実施しました。
実証実験概要
場所・期間
第1期:岩国市保健センター(2026年1月27日~2月下旬)
第2期:岩国市立美和病院(2026年2月初旬~3月下旬)
研究成果レポート
「オンライン診療における安全性の向上と確保のために重要な診療情報や看護師が果たす役割の検討のための研究」「資料4 へき地における多職種との協働および災害時を想定したオンライン診療の活用の可能性」https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/180529
山口県立総合医療センター へき地医療支援センター長 原田昌範氏からのコメント
移動式のオンライン診療ブースは、2025年5月の山口県と防府市・山口市が主催する災害訓練で活用され、県知事をはじめ多くの方に同ブースでのオンライン診療を体験していただきました。防府市では、2024年10月から休日夜間診療にオンライン診療を組み合わせはじめ、5月の災害訓練では、避難所の医療を確保する目的で、防府市のオンライン診療のスキームと本ブースを組み合わせ、大変好評でした。また、2025年12月に医療法が一部改正され、2026年4月から「オンライン診療受診施設」という名称で、自宅や医療機関以外でもオンライン診療を受けることができるようになりました。このブースが、平時は離島へき地、災害時は避難所等の医療を確保する新しい選択肢になればと期待しています。
原田昌範氏プロフィール
山口県立総合医療センターへき地医療支援センター長。へき地での医療に長年携わり、現在山口県のへき地全体の医療体制支援を担う。
2000年に自治医科大学を卒業後、山口県立総合医療センターでの初期研修を経て、岩国市立錦中央病院、周南市国民健康保険鹿野診療所で勤務。その後は萩市大島診療所で離島医療に従事し、2011年より山口県立総合医療センター へき地医療支援部(へき地医療支援センター)勤務。
岩国市立美和病院副院長 兼 岩国市立本郷診療所所長 西村謙祐氏からのコメント
移動可能なオンライン診療ブースとしての活用は、大変有用性の高いものと考えます。2026年2月に当院で実証しましたが、当院職員からも好評でした。プライバシーの確保に優れ、丈夫かつ、デザインもスマートで好印象です。今後も診療に適した改良が検討されており、当地域の医療アクセス改善に貢献できる手段として期待しています。普段は山間部の公民館などに設置し、災害時には避難所に設置することを想定しています。移動可能、プライバシー確保、丈夫さの特徴を生かし、各地域の実情に併せた活用の幅が広がると思います。
UACJについて
株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開するアルミニウム総合メーカーです。「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。
飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙・防衛などの幅広い分野に、アルミニウムの板、箔、押出、鋳鍛、加工製品を提供しています。アルミ圧延を開始してから125年以上にわたり受け継いできた技術を生かし、人びとの暮らしや産業を支えています。また、アルミニウムの循環型社会構築に向け、さまざまな領域でリサイクルを推進しています。
2026年3月期の連結売上高は1兆1,817億円、グループ従業員は約10,200人です。


