グリーン新地金100%の「ALmitas⁺ SMART」が川崎重工の超高速旅客船「川崎ジェットフォイル」に採用
—GHG排出量を60%以上削減、アルミニウムの軽量性と耐久性が海上交通の発展に貢献—
製品・開発
株式会社UACJ(本社:東京都港区、代表取締役:田中信二)は、グリーン新地金※1100%利用※2の「ALmitas⁺ SMART」のアルミ板材と押出材が、川崎重工業株式会社(本社:兵庫県神戸市、東京都港区、代表取締役社長執行役員:橋本康彦、以下「川崎重工」)が建造し2029年6月に完成予定である、九州郵船株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:竹永健二郎)、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(本社:神奈川県横浜市、理事長:藤田 耕三)向け超高速旅客船「川崎ジェットフォイル」に採用されました。
ジェットフォイル®は、高速性能と船酔いのない快適な乗り心地を高いレベルで兼ね備えた超高速旅客船です。「川崎ジェットフォイル」は、川崎重工の神戸工場で製造され、博多と壱岐・対馬航路の旅客輸送に投入される予定です。
アルミニウムは、軽量性に加え、海水や潮風に強い優れた耐久性を持つことから、巡視船やフェリー、大型クルーザーなど、安全性やスピードが求められる船舶に使用されています。最高時速80km以上の超高速で水面から浮上して航行する「川崎ジェットフォイル」では、航行性能や燃費効率から特に船体の軽量化が求められます。当社のアルミ材は、品質のほか、各種船舶用途に採用されてきた実績が評価され、アルミ板材は船体の外板など、押出材は床板などに採用されました。
また、マスバランス方式によるグリーン新地金100%利用の「ALmitas⁺ SMART」が船舶用途で採用されるのは、今回が初めてとなります。グリーン新地金は、一般の新地金※3と比較すると、新地金製造時の温室効果ガス(GHG)排出量が60%以上削減されます※4。
UACJグループは、今後もお客さまへ高品質なアルミ材を提供し、持続可能で豊かな社会の実現に貢献してまいります。
※ 「ジェットフォイル」は川崎重工業株式会社の登録商標です。
※1 非化石エネルギーを発電源とした製錬により製造されるアルミ新地金
※2 運用の適切性に関する第三者機関の検証(限定的保証)を受けたマスバランス方式を適用
※3 日本輸入平均(一般社団法人日本アルミニウム協会2025年発行レポートより)
※4 削減割合は、自社にて試算を実施(2026年9月時点)
「ALmitas⁺」について
「ALmitas⁺」は、UACJグループの取り扱うアルミ素材・製品のブランドです。UACJグループが長年培ってきた技術をもとに、さまざまなパートナーと共創し、広がり続けるアルミニウムの可能性と魅力を伝えていくものです。今後、既存用途に加えて、アルミ素材に新たな機能を加えた製品を中心に、新用途への展開を進め、適用分野を拡大させています。ネーミングの由来は、“アルミ”、“足す”、面白さやワクワク感をアルミ素材・製品に付加するというブランドイメージを表しています。
「ALmitas⁺ SMART」は、「ALmitas⁺」のファミリー・ブランドの中で、環境性・循環性の価値を提供する、環境配慮型製品ブランドです。
ALmitas⁺
UACJについて
株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開するアルミニウム総合メーカーです。「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。
飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙・防衛などの幅広い分野に、アルミニウムの板、箔、押出、鋳鍛、加工製品を提供しています。アルミ圧延を開始してから125年以上にわたり受け継いできた技術を生かし、人びとの暮らしや産業を支えています。また、アルミニウムの循環型社会構築に向け、さまざまな領域でリサイクルを推進しています。
2026年3月期の連結売上高は1兆1,817億円、グループ従業員は約10,200人です。


