鋳造技術
鋳造(スラブ、インゴット)
アルミニウム展伸材の製造工場では溶解・鋳造がその最初の工程となります。この製造工程は以下のような重要な要素を持っています。
品質 成分配合および鋳塊の健全性と良好な鋳造組織
生産性 熱間加工が要求する、寸法、形状及び規模能率
経済性 原料品位、価格、歩止、人員
安定性 安全性、公害対策および省エネルギー
溶解から鋳造までの流れ
アルミニウム地金やリサイクル材料を溶解炉で溶かし合金の成分調整や不純物の除去を行い、均一な成分の溶湯にし、アルミニウムの大きな鋳塊「スラブ」や「インゴット」を製造します。
溶解
溶解炉で原料を急速に溶解します。この時、溶湯損失が最小限となるよう、また厳しい成分規制も行っています。 溶解炉は最大の熱効率を実現するよう多くの工夫を施しています。
溶湯処理
アルミニウム溶湯中の水素ガス、有害微量元素の除去と非金属介在物の分離など、鋳塊品質の向上のため、インラインで連続溶湯処理を行います。缶材、自動車材、箔地をはじめ、航空機材、半導体製造装置用厚板材、メモリーディスク材などに対応できる高水準の溶湯処理を行っています。
連続鋳造
1944年にわが国初の連続鋳造技術を実用化して以来、国内最大級のスラブ製造や大型インゴット鋳造や40本以上のビレット鋳造など、長年にわたり鋳造技術をリードしています。
鋳物(コンプレッサホイール、ピンフィンヒートシンク)
UACJの鋳物技術は、独自の低圧鋳造技術を確立し、精密・高品質な鋳物品を製造しています。ターボチャージャー用のコンプレッサホイールや水冷ヒートシンク向けのピンフィンなどを中心に世界へ向けて供給しています。
低圧鋳造法
低圧鋳造法は、アルミ溶湯に低いガス圧をかけて製品の型内に流し込み成形する鋳造法です。
鋳造時にアルミ酸化物の巻き込みなどによる内部欠陥を抑制し、強度・耐久性、寸法精度に優れた高品位なアルミ鋳物を安定して作り出します。
アルミ精密鋳物製品の例


