Furukawa-Sky Review No.2 (April 2006)

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技術コラム

アルミニウムの腐食のおはなし
The Fundamentals of Corrosion of Aluminum

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  • 兒島 洋一
    Yoichi Kojima

アルミニウム(Al)に対しては“軽くてきれい”というよいイメージが定着していることはうれしい限りである。しかしながら,弊社にも,Alの腐食防食に関する一般的な相談が少なからず寄せられるのも事実である。目にする,錆びずにきれいなAlには,多くの場合アルマイト処理・塗装等の防食被覆が施されており,これらの人工被覆が非常に有効に機能してよいイメージに貢献しているのもAlという金属材料の大きな長所であり,先達技術者の努力の恩恵である。ところが1円玉のような被覆のない裸Alとなると話は別で,上記相談に繋がる現象が多い。財布の中ではきれいであった1円玉も,水がかかったまま放置されると光沢を失い,このとき10円玉と接していたりすると短時間のうちに表面がぼろぼろになったりする。水中に沈んでいたのを拾い上げると,下向きになって底とすきまをつくっていた面がひどくやられている場合がある。海水であった場合にはさらに激しい。これら腐食現象の理解の一助となることが本稿の目的である。

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