リリース・お知らせ 2017年

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タイ国ソムキット副首相との会談について

2017年6月7日

当社の代表取締役会長山内重德は、6月6日(火)に帝国ホテルにおいて、タイ国副首相ソムキット・チャトゥシーピタック氏をはじめとした来日団との会談を行いました。

当社は、成長著しいアジア市場におけるアルミニウムの旺盛な需要に対応するため、UACJ (Thailand) Co., Ltd.(以下、「UATH」)をはじめ、UACJ Extrusion (Thailand) Co., Ltd.、UACJ Trading (Thailand) Co., Ltd.ほか多くのグループ会社がタイ国へ進出し、さまざまな市場のニーズに応えるとともに、雇用の創出や人材育成など地域社会への貢献をしてきました。

特にUATHでは、アジアにおけるアルミニウム板製品の基幹工場を目指すべく、2012年3月よりラヨン県アマタシティ工業団地内において製造所の建設に着手、2014年1月より冷間圧延工程から表面処理・塗装工程までの下工程の第1期操業が開始しました。2015年8月には、鋳造工程から熱間圧延工程までの上工程の建設が完了し、上工程から下工程までの一貫生産(年間18万トン)が開始しました。さらに、2016年11月には約390億円の設備投資を決定し、2019年6月の稼働、年間32万トンの供給体制確立を目指し、着々と準備を進めています。

会談のなかで山内会長は、当社グループのタイ国での取り組みおよびUATHについて説明し、「UATHは、成長著しい東南アジアにおける本格的なアルミニウム圧延工場で、需要は中東から豪州まで広がり、生産量は年々大幅に拡大している。これも、タイ国政府、工業省、タイ投資委員会(BOI:The Board of Investment)をはじめ、関係各所のご支援、ご協力、そして優秀なタイ人従業員の努力の賜物であり、非常に感謝している。UATHのラヨン製造所は、タイ国が開発を進める東部経済回廊(EEC: Eastern Economic Corridor)地域にあり、今後もこの地域の発展に貢献していきたい。引き続きタイ国からのご支援とご協力をいただきたい」と述べました。

ソムキット副首相からは、「これまで、タイ国に対して積極的な投資をしていただいていることに感謝している。引き続き工業省、BOI等と連携をしながらタイ国の産業に貢献をしてほしい。今後もUACJグループのタイ国での活動を支援していきたい」とのコメントをいただきました。

両者は、相互理解・親交を深め、今後も両国産業界の発展に寄与していくことを確認し、約45分間の会談を終えました。

タイ国副首相ソムキット・チャトゥシーピタック氏(右)と
株式会社UACJ山内重德代表取締役会長(左)の会談の様子