世界に誇るUACJの設備

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大規模かつ高度な生産設備を駆使して、他社にはできない“ものづくり”を実現。

世界トップクラスのアルミニウム総合メーカー、UACJ。
その競争力の源となっているのが、多様で高度な生産設備群による“ものづくり力”です。
熱間・冷間圧延から押出、鋳造、鍛造まで、業界屈指の大規模設備を駆使して、
他社にはできない大型製品の製造や、効率性の高い大量生産を実現しています。

世界最大級の熱間圧延ライン

主力工場である福井製造所の熱間圧延ラインには、全長400メートル、幅4.3メートルに及ぶ、世界最大級の大型圧延機を有しています。この設備では、板厚を自動で制御する「AGC(自動板厚コントロール)システム」によって高品質な圧延を実現。LNGタンカー造船用部材や航空宇宙用途など、超幅広で均一なアルミニウム厚板が求められる分野で活躍しています。

高速・高精度な6段冷間圧延ライン

名古屋製造所の冷間圧延工程では、幅2m、外径2mを越える大規模なアルミニウム板コイルが生産可能です。コンピュータ管理されたコイル搬送システムと、自社開発の制御システムを活用することで、高速圧延下でも世界トップクラスの高い精度を実現。全長に及んで板厚が均一で、幅方向のひずみが少ないアルミニウム板を製造しています。

大型トップチャージ溶解炉

アルミニウム圧延品の品質は、溶解工程において、いかに不純物を取り除き、高品質なスラブ(圧延用鋳塊)を製造できるかが重要なカギとなります。福井製造所では、最先端の大型トップチャージ溶解炉を導入し、業界屈指の品質を実現。製造可能なスラブは最大幅2.3メートル、長さ10メートル、重さ32トンと、国内最大級を誇ります。

5,600トンストレッチャー

アルミニウム厚板は、圧延後に焼入れして強度を高めたうえで、ストレッチャーで引っ張り矯正を行います。福井製造所のストレッチャーは、国内最大級となる5,600トンの引っ張り能力を誇り、確かな品質を支えています。

クリーンな環境での一貫塗装ライン

名古屋製造所の飲料缶蓋材用塗装ラインは、冷間圧延ラインから送られてきたアルミニウム板コイルを、ひずみ矯正から表面処理、塗装・焼付、表面検査、欠陥部マーキングまで、高速で一貫処理する業界初のラインです。飲料缶向けに供給される材料だけに、全長1kmにも及ぶライン全体がクリーンな環境下にあり、ユーザーからは「業界No.1の品質」との評価をいただいています。

国内最大の大型鍛造プレス機

鋳物・鍛造品の生産を担う鋳鍛工場では、国内最大の規模を誇る1万5,000トンの大型鍛造プレス機が稼働しています。航空機用エンジン部品や、液晶・半導体製造装置の部材などに欠かせない大型アルミニウム鍛造品のニーズに国内トップレベルの生産体制で応えています。