アルミニウム高強度押出材(焼入押出材)

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航空機の主翼部材をはじめ、各種リブ、ビーム材として

アルミニウム高強度押出材(焼入押出材)の写真

軽く、強い焼入押出材は航空宇宙分野において欠かせない材料です。当社は高度な固有技術と製造設備を駆使して航空分野における技術革新を支えています。

特長

  • 気体加圧式ホットトップ鋳造法を採用し、鋳造時の粗大晶出物の抑制、偏析防止、酸化物の巻込みの防止等を行い、高い内部品質を維持しています。
  • 押出時のダイスのたわみやメタルフローを数値解析することで、押出加工状態をシュミレーションし、より複雑な形状の押出材が製造可能になりました。
  • 焼入(入水)時の製品変形を軽減し、急冷効果の高い竪型焼入炉(スインデル型焼入炉)により、安定した焼入処理を行っています。
  • 航空宇宙産業向の規格AS9100および超音波探傷検査においてNadcapを認証取得済みです。

製造範囲

航空機用押出形材の製造範囲

外接円径と最小断面積

区分 押出設備 最大外接円 最小断面積 最小肉厚(参考)
小型形材 6インチ 4穴 30(1.18) 46(0.07) 1.2(0.047)
2穴 60(2.36) 90(0.14) 1.7(0.067)
1穴 115(4.53) 179(0.28) 2.0(0.079)
中型形材 9インチ 1穴 180(7.09) 715(1.11) 3.5(0.138)
大型形材 17インチ間接押出 1穴 210(8.27) 4645(7.20) 4.5(0.177)
14インチ直接押出 1穴 300(11.81) 3570(5.53) 5.0(0.197)
KOK形材 Ø500直接押出 1穴 450(17.72) 3000(4.65) 5.5(0.217)

KOK:軽金属押出開発株式会社
大手アルミ圧延メーカーの出資により1969年に設立され、世界最大級の9500トン大型押出機や大型熱処理設備などを設置し、あらゆる産業分野に欠くことのできないアルミニウムの大型押出形材・管・棒を生産、開発。

外接円径の図

外接円径とは:形材断面に外接する円の直径

棒材製造範囲

外径130mm(5.12inch)以下、これを超えるサイズは軽金属押出開発株式会社での押出となります。

解析技術

メタルフロー数値解析技術

押出中のメタルフローの挙動を独自に開発した数値解析技術でシミュレーションし、肉厚差の大きい形状、複雑形状の押出を可能とするダイス構造の最適化を実現しています。

メタルフロー数値解析技術の図

メタルフロー数値解析技術の図

ダイスベンディング解析技術

押出ダイスの押出中のベンディング(変形)を予測しダイスデザインに反映することで押出材の寸法精度向上を実現しています。

圧力負荷前(押出前)の図
圧力負荷前(押出前)
圧力負荷中(押出中)の図
圧力負荷中(押出中)

製造設備

竪型焼入炉

非常に重要な熱処理工程においても、品質を重視した製造設備により信頼性の高い製品を生み出しています。

竪型焼入炉の写真

竪型焼入炉の図

超音波探傷器

特殊工程である超音波探傷検査のNadcap認証を2006年3月に取得しています。

超音波探傷器の写真