飲料缶

クロージャ(飲料容器キャップ)用アルミニウム合金板

  • ツイートする
  • facebookでシェアする

飲料ボトル缶キャップやガラス瓶キャップなどに

クロージャ(飲料容器キャップ)用アルミニウム合金板の写真

クロージャとは様々な容器をクローズ(栓)する製品の名称です。アルミニウムクロージャは、清涼飲料や栄養ドリンクなどのガラス瓶・ボトル缶を密封する目的で広く用いられています。当社は内容物の保護・開栓性・利便性を高いレベルで求められているお客様へクロージャ用板材を提供しています。

特長

  • 化学成分・圧延量/温度の調整により材料高強度化を実現し、ゲージダウン(軽量化)が可能になりました。
  • 「開栓性」、「最適耳率」等お客様が材料に求められる性能を確保するために、成分調整、圧延温度/時間、焼鈍温度制御等により最適な材料を生産しています。
  • ご要求に応じて塗料との密着性をよくするリン酸クロメート処理またはジルコニウム処理も可能です。
  • 印刷時の色抜や、色ムラ、印刷ズレを防ぐため、フラットネス・直角度を厳しく管理しています。

製品特性

主要合金 用途 特徴
3105 汎用材 加工性がよく、製品に求められる標準的な強度を確保できます。
5355 ボトル缶専用 缶蓋材に近い材質で、より高い強度を持たせることができます。

キャップ製造工程

印刷工程

アルミニウム板

下地処理

サイズコートと呼ばれる。塗料との密着性向上を目的とした下地処理。リン酸クロメート処理やジルコニウム処理品の場合、カットすることも多い。

外面(内面)塗装

外面が先行するか内面が先行するかは、製品によって異なる。

外面印刷

キャップ絵柄によって、数回の印刷が必要となる。

トップニス

ツヤニス

裁断

シングルスリッター方式で3等分に裁断する。この際、両端をトリミングする製品もある。

プレス工程

1stプレス

裁断した印刷板をプレスに送り込み、キャップ形状(側面ストレート)に成形する。

2ndプレス

成形したキャップの下側部分をトリミング(縁切り)又はカールする。

内面ライナー装着

溶着接合

ナール成形

キャップ天面に近い側面部の凹凸。キャップ開栓時の滑り止め。

スリットミシン目

開栓が一目で判るように設計されたもので、TEバンド(リング)が残るようになっている。

1stプレスの図

1stプレス
プレス底部をハット型に残す。

2ndプレスの図

2ndプレス
1stプレスと同時にハット型部分をトリミングする。

ナール加工の図

ナール加工
キャップを回転させながら、ナール付け。

スリット・ミシン目付けの図

スリット・ミシン目付け