飲料缶
飲料容器用アルミニウム合金板
飲料容器/食品容器に
アルミニウム缶は、その軽量性、密封性、熱伝導性、高リサイクル性などの特徴から、広く食品容器として使用されています。環境問題や機能性、意匠性を重視した新しい容器への志向が高まるなか、当社はお客様とともに新素材の開発を進め、アルミニウム缶のさらなる進歩に貢献しています。
特長
- 缶胴材は縮径化に対応、缶蓋材は高耐圧化(フルフォーム化)に対応しています。
- 合金組成、製造条件の制御により、缶成形時の形状安定、成形性改善(しわ、破胴、ネッキングなど)、歩留改善(耳率抑制)、缶耐圧強度改善を実現しています。
- 缶蓋材はCPCLで、均一な塗装を行うことにより高い耐食性を維持しています。
製品特性および工程設計
缶胴材の要求特性と工程設計
しわ、破胴抑制
強度・加工硬化性の制御
- 合金組成
- 均質化条件
- 冷間圧延:圧下量・巻上げ温度
耳抑制
集合組織制御
- 均質化条件
- 熱間圧延:圧下量・温度
- 冷間圧延:圧下量
焼付け後高強度
固溶量・析出物制御
- 均質化条件
- 熱間圧延:温度
- 冷間圧延:巻上げ温度
ネッキング性、フランジング性
強度・加工硬化性の制御
- 均質化条件
- 冷間圧延:圧下量・巻上げ温度
製造工程
缶材の製造工程
缶胴材はSA(Self Anneal)工程採用