資源保全と廃棄物削減

  • Google+で一般公開
  • ツイートする
  • facebookでシェアする
音声で読み上げる

基本的な考え方

UACJグループが取り扱う主原料のアルミニウムの可採埋蔵量は、他の金属に比べて豊富で、採掘寿命は長いとされていますが、限りある金属資源の恩恵を受ける企業として、資源保全と廃棄物削減に努め、将来世代にも資源を受け継いでいく責務があります。
UACJグループは、リサイクルを推進し再利用していくことが重要と考え、通常のリサイクルに加えてアルミ缶や印刷版でのクローズドリサイクルにも積極的に取り組んでいます。同時に、廃棄物削減の取り組みを進め、限りある資源の有効利用を推進しています。環境目標に掲げた「循環型社会の構築」を目指して、産業廃棄物量原単位の削減とゼロエミッションに継続的に取り組んでいきます。

※特定の製品のスクラップを、その特定の製品の原料に戻してリサイクルすること。

2015年度の実績

UACJグループでは、産業廃棄物の削減を進めるとともに、ゼロエミッション達成を目標とした活動を展開しています。
UACJグループのゼロエミッションの定義は、全産業廃棄物発生量に対して、直接埋め立て処分比率が1%未満であることとしています。2015年度の直接埋め立て処分比率は0.22%であり、目標を達成しました。今後も産業廃棄物の分別、リサイクル化を図り、ゼロエミッションの継続に努めていきます。
なお、2015年度の主要事業拠点における全産業廃棄物発生量は、生産量の減少に伴い前年度にくらべ4.3%減少しましたが、引き続き産業廃棄物の削減、リサイクル化、有価物化の活動を推進し、いっそうの削減に努めます。

産廃分科会

UACJでは、産業廃棄物の多い事業拠点を中心に、横断的な産廃分科会を立ち上げ、定期的に開催しています。本分科会は、分別および処理情報の整理、各事業拠点の分別状況の確認と整備の推進、各事業拠点の削減方策情報の整理と共有化等を推進し、産業廃棄物量の削減と処理の適正化を図っています。

産業廃棄物量の推移

産業廃棄物量の推移のグラフ

廃棄物の内訳(2015年度)

廃棄物の内訳(2015年度)のグラフ

  • ※集計範囲:国内UACJグループ事業場
  • ※2013年度の数値は旧2社の上期(2013年4月1日から9月30日まで)に、UACJの下期(2013年10月1日から2014年3月31日まで)の実績値を合算したものです

廃棄物の種類別排出量と主なリサイクル先(2015年度)

廃棄物の種類 排出量、ton 再資源化率、% 主なリサイクル先(用途)
汚泥 10450 87 セメント原料
廃油 3458 90 燃料
木くず 2482 94 燃料、肥料
鉱さい 1655 100 路盤材
廃プラ 1416 31 燃料

産業廃棄物削減事例(2015年度の実施テーマ)

事業拠点名 テーマ名 削減量
t/年
名古屋製造所 処理方法改善による汚泥発生量削減 105
福井製造所 廃アルミナの有価再資源化 47
UACJ押出加工名古屋
名古屋製作所
ダイス洗浄施設への分散剤投入による洗浄回数削減 12
複数事業拠点 木製パレット・スキッドの再利用推進 -
廃油、廃インキの有価再資源化
金属屑の有価再資源化
古紙の有価再資源化
廃プラの有価再資源化

アルミ缶リサイクルの推進

アルミニウムは、軽い、さびにくい、熱をよく伝える、そしてリサイクル性が高い※1などの特長があります。アルミニウムの優れた特長を生かしたアルミニウム缶は、皆様のご協力もあり、リサイクル率※2は90%(2015年度)に達しています。UACJグループにおいても、製造拠点で使用済アルミニウム缶を回収(購入)する等、地域でのリサイクル活動に参加するとともに、回収されたリサイクル原料を再使用することにより、アルミニウム製品のリーディングカンパニーとして、循環型社会形成のためのアルミニウム缶リサイクル活動を支援しています。

  • ※1 アルミニウムの再生地金は、鉱石(ボーキサイト)から新地金を製造する場合の約3%のエネルギーで再生利用可能です。
  • ※2 国内で消費されたアルミ缶のうち、国内で回収されたアルミ缶くず全体の再生利用量(輸出分を含む)の割合

水資源の有効利用

「青い惑星」といわれる地球は、表面の70%が水で覆われていますが、そのうち、97.5%は塩水で、淡水は残りの2.5%にすぎず、しかも、人間が利用しやすい河川や湖沼に存在する地表水は淡水の約0.4%であり、これは、地球上のすべての水のわずか0.01%でしかないと言われています。
この貴重な淡水資源は、地球規模では再生可能と言えるのですが、地域的に偏在した資源であるため、国や地域によっては既に水資源リスクが顕在化し切実な問題を引き起こしています。
UACJグループは、そのような世界の状況を認識したうえで、水資源の有効利用と水資源管理に取り組んでいます。各事業拠点の水使用量は水源別に把握し、排水先も水系別に管理しており、その状況を、事業活動と環境負荷の項の図表マテリアルバランスに示しています。
また、水資源リスクの高い地域において、水を多く利用する事業拠点が立地していないことを把握しています。

水使用量および排水量の推移

水使用量および排水量の推移のグラフ

  • ※2013年度の数値は旧古河スカイと旧住友軽金属工業の上期(2013年4月1日から9月30日まで)に、UACJの下期(2013年10月1日から2014年3月31日まで)の実績値を合算したものです

森林保護のための木材使用量の削減

UACJグループでは、森林伐採が生態系破壊に大きな影響を与えることに配慮し、グループ全体で、木材使用量を削減し、森林保護に努めています。具体的には、名古屋製造所においては、国内向けアルミニウム缶用製品の物流工程で使用するパレットを木製パレットから鉄製パレットへと切り替えています。また、UACJ銅管においては、海外子会社向けの中間製品輸出に使用する木製パレットをダンボールパレットに変更しています。