化学物質汚染防止

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基本的な考え方

UACJグループでは、全てのサプライチェーンを含めて一切の環境負荷物質を排出することなく製品を生産することが理想と考えています。一朝一夕に達成できる理想ではありませんが、常にめざさなければならない方向であると認識し、化学物質汚染防止の活動に取り組んでいます。

2015年度の実績

UACJグループでは、生産活動に伴う環境(大気、水質)への汚染物質の排出に関して、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、各自治体の条例、協定などで定められた基準値よりも厳しい自主管理値を設定し、その遵守に努めています。
2015年度のUACJグループにおける大気・水質への汚染物質の排出は、ナルコ岩井 滋賀製造所(現UACJ金属加工 滋賀工場)において基準値を上回るCOD(化学的酸素要求量)を含む廃水の排出が1件ありましたが、適切に対応しました。その他は基準を超える汚染物質の排出はありませんでした。

UACJの各製造所における管理状況(2015年度)

○印:測定データが基準値以内

  測定項目 名古屋
製造所
福井
製造所
深谷
製造所
日光
製造所
大気データ NOx、SOx、ばいじん
水質データ  pH、BOD
n-H(鉱物油)、SS

PRTR法対象物質管理

UACJグループでは、PRTR法に従い、対象物質の取扱量・排出量・移動量を把握し、届け出を行うとともに、その削減に努めています。
2015年度は、前年度に比べ対象物質を使用する製品の生産量が増加しましたが、対象物質の削減活動の成果が上がり、排出量原単位が減少しました。全対象物質合計で見ると、グループ全体の排出量は3.4%の増加となりました。

※PRTR法:特定化学物質の環境への排出量の把握等および管理の改善の促進に関する法律

PRTR法対象物質取扱量の推移

(製品中の合金元素であるマンガン、クロム、ニッケル、鉛を含む)

PRTR法対象物質取扱量の推移のグラフ

PRTR法対象物質排出量・移動量の推移

 

PRTR法対象物質排出量・移動量の推移のグラフ

  • ※集計範囲:UACJ(名古屋、福井、深谷、日光)、UACJカラーアルミ、UACJ押出加工名古屋(名古屋、安城)、UACJ押出加工小山、UACJ押出加工群馬、UACJ押出加工滋賀、UACJ製箔(伊勢崎、滋賀、野木)、UACJ鋳鍛、UACJ銅管
  • ※2013年度の数値は旧古河スカイと旧住友軽金属工業の上期(2013年4月1日から9月30日まで)に、UACJの下期(2013年10月1日から2014年3月31日まで)の実績値を合算したものです

PRTR法対象物質 取扱量・排出量・移動量(2015年度)

No. 物質名 使用量(kg) 排出量(kg) 移動量(kg)
412 マンガン及びその化合物 2,515,736 0 16,720
300 トルエン 638,801 164,454 59,511
80 キシレン 191,652 15,591 3,628
296 1,2,4-トリメチルベンゼン 189,487 71,146 29,545
87 クロム及び三価クロム化合物 186,363 25 28,835
273 1-ドデカノール 159,762 80,607 52,909
308 ニッケル 82,700 0 0
53 エチルベンゼン 62,883 6,761 1,193
374 弗化水素及びその水溶性塩 59,657 1,726 15,532
71 塩化第二鉄 55,625 0 0
297 1,3,5-トリメチルベンゼン 35,525 21,762 2,318
88 六価クロム化合物 27,848 0 0
438 メチルナフタレン 9,953 50 0
302 ナフタレン 6,679 158 24
304 4,697 0 0
133 エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート 3,977 59 8
407 ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル 3,547 3,511 0
207 2,6-ジ-ターシャリ-ブチル-4-クレゾール 3,542 2,228 1,314
245 チオ尿素 3,500 0 3,500
392 ノルマル‐ヘキサン 3,174 498 602
57 エチレングリコールモノエチルエーテル 1,814 106 27
134 酢酸ビニル 1,392 31 136
405 ホウ素及びその化合物 1,192 573 590
321 バナジウム化合物 1,039 0 0
  合計 4,250,546 369,287 216,392
  • ※集計範囲:UACJ(名古屋、福井、深谷、日光)、UACJカラーアルミ、UACJ押出加工名古屋(名古屋、安城)、UACJ押出加工小山、UACJ押出加工群馬、UACJ押出加工滋賀、UACJ製箔(伊勢崎、滋賀、野木)、UACJ鋳鍛、UACJ銅管

VOC排出量の削減

UACJグループでは、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、1.3.5.トリメチルベンゼン等を削減対象物質として設定して、VOC(揮発性有機化合物)の大気への排出量を削減する取り組みを進めています。取り組みの一例として、板製品の仕上げ工程の洗浄において、削減対象のVOC含有率が小さい洗浄液への転換を推進しています。

大気汚染防止

UACJグループでは、大気汚染物質については、工場設備の維持管理と燃料の重油からLNGへの燃料転換推進により、排出量削減に努めています。現在、これまでの取り組みの成果により、SOx、NOx排出量は低位を維持しています。

NOx排出量推移

NOx排出量推移のグラフ

SOx排出量推移

SOx排出量推移のグラフ

  • ※集計範囲:UACJ(名古屋、福井、深谷、日光)、UACJ押出加工小山
  • ※2013年度の数値は旧古河スカイと旧住友軽金属工業の上期(2013年4月1日から9月30日まで)に、UACJの下期(2013年10月1日から2014年3月31日まで)の実績値を合算したものです

名古屋製造所での臭気対策

名古屋製造所では、熱間圧延工程で発生する臭気を解消するため、2012年に排気施設の設備を改善し、臭気の処理能力を向上させました。地域と共生しつつ円滑な生産活動を行えるようにするためにも、今後も周辺環境に十分に配慮し、対策を継続していきます。

PCB管理

UACJグループでは、PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法に則り、PCBを含有している機器類の数量を製造拠点ごとに把握し、監督官庁に届け出るとともに、適切に保管・管理しています。また、蛍光灯安定器などの小型電気機器や微量PCBの含有が懸念される電気機器についても調査を実施し、基準値以上のものは適切に管理しています。
PCB含有機器類の無害化処理は、日本環境安全事業(株)に委託し、適切に行っています。微量PCB汚染油の無害化処理についても、認定処理事業者の増加に伴い安定的な処理が可能であると判断し、必要に応じて委託処理を進めています。

アスベスト問題への対応

UACJグループでは、製品や工場建屋、設備・備品へのアスベストの使用実績や使用状況を調査し、対策を実施しています。製品については、アスベストの使用やアスベストを含む製品の販売実績はありません。
工場建屋については、ごく一部で飛散する危険性が高い吹き付けアスベストの使用実績があり、2004年度から除去作業を行っています。現時点では深谷製造所、UACJ製箔 野木工場、UACJ銅管において吹き付けアスベストの未除去部分があることを確認しており、今後、計画的に除去作業を進めていきます。
設備・備品については、アスベスト飛散の危険性のあるものは、すでに交換を完了しています。また、アスベスト飛散の危険性の少ない設備・備品についても、定期点検などのタイミングでアスベスト非含有品に交換しています。

ダイオキシン類対策

UACJグループが保有するアルミニウム溶解炉のなかで、ダイオキシン類対策特別措置法のダイオキシン類排出特定施設に該当する溶解炉について、排ガス中のダイオキシン類濃度が規制値以下となるよう管理に努めています。
具体的には、特定施設のアルミニウム溶解炉の燃焼空気量を最適に保ち、かつ投入する材料の管理を徹底して、ダイオキシンの発生を防止しています。
また、特定施設のアルミニウム溶解炉のダイオキシン類の測定を、法律に基づき年1回実施するとともに、結果を行政に報告しています。2015年度のダイオキシン類測定結果は、大気特定施設24施設と水質特定施設2施設において、すべて法定規制値を下回っていました。

水質汚染防止

2012年6月に公布された水質汚濁防止法の一部改正により、有害物質の貯蔵施設と配管などについて届出を行うとともに、構造などについて設定された基準を遵守することが義務付けられました。
UACJグループでは、猶予期限である2015年5月31日までにすべての事業拠点で必要な対応を完了しました。

土壌・地下水汚染防止

UACJ押出加工小山、UACJカラーアルミでは、過去に発生した土壌・地下水汚染への対策として、汚染地下水の浄化を継続的に実施し、定期的に汚染物質を測定し、効果を確認しています。現在のところ対策が奏功し、汚染濃度は減少しつつあります。

土壌・地下水汚染に関する対策

事業拠点名 時期 汚染物質 浄化対策
UACJ押出加工小山 1999年度より テトラクロロエチレン 土壌入れ替え、揚水浄化
UACJカラーアルミ 2004年度より 六価クロム、フッ素 土壌入れ替え、揚水浄化

製品含有化学物質の管理に関する情報は、「製品における環境配慮」をご参照下さい。

製品における環境配慮