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電気・電子
R&Dセンター 第三研究部 圧延・システム制御研究室R.K.
2016年入社 理工学研究科
数理電子情報系専攻
圧延機の自動制御システムで
グループの未来をつくりたい。
電気系の同期生からはあまり注目されていなかったというアルミニウム業界。しかし、志望者が少なければ、早くから最前線で活躍できるのではと考えた。工場見学で圧延機などの巨大な製造設備を目にし、スケールの大きな仕事ができると思い入社。
現在の仕事内容
10年、20年先を見据え、
最先端の技術を探求。
アルミニウム板材を製造する圧延機の形状・板厚の制御システムに関する研究開発を担当しています。今の目標は、より生産性を高めるために、次世代に向けた圧延機の自動制御システムを実現すること。そのためには、常に10年、20年先を見据え、圧延や制御、センシング、システムに関する最先端の技術を探求し続けていく必要があります。若手の自分には知識や経験がまだまだ足りないと感じる場面も少なくありませんが、だからこそ仕事で悩んだときは一人で抱え込まず、周囲に助言を求めるなど、解決策を自分から積極的につかみにいくよう心がけています。
印象に残る出来事
社内一の性能を誇る
圧延機の立ち上げに成功!
入社2年目のこと。タイの工場に新設される圧延機の形状制御システムの設計開発という大役を任されました。約1年の開発期間を経たのち半年ほどタイに滞在し、いよいよ実機の立ち上げ。しかし一筋縄ではいきませんでした。今でも鮮明に覚えているのが、初めて圧延したときのことです。機械トラブルでなかなか圧延が始まらず、ようやく進んだと思ったら、私が導入したシステムが原因でアルミニウムの板が切れてしまったのです…。希望が打ち砕かれたようなあのときの皆の顔は、忘れられません。しかしその後、無我夢中で新たなシステムを開発。それが予想以上の効果を発揮し、結果的には社内一の性能を誇る圧延機を立ち上げることができました。苦労も多かった分、とても大きな達成感がありましたね。
学生の皆さんへ
現場・現物・現実に基づく経験は、
仕事で確実に活きる。
私が学生の頃、よく聞いたのが「大学生のうちにやれることをやっといた方がいいよ」という言葉。当時は「今のうちに遊んでおけ」と解釈していましたが、今は「遊びの中からいろいろ経験しておけ」という意味だと理解しています。例えば旅行をするにしても、誰と、どこへ、どんな手段で行くか?予算は?などを検討し、実行する必要があります。バイトにしても、プライベートではあまり接しない人と一緒に仕事をしたり、ときには誰かに怒られたり、人との付き合い方を考える必要もあります。こうした現場・現物・現実の「3現主義」に基づく無意識な経験は、学生のうちに獲得できる貴重な「教養」といえるかもしれません。私自身、学生時代の経験や人との出会いが、確実に今の仕事に活きています。ですから学生の皆さん、「大学生のうちにやれることをやっといた方がいいよ」!
1日のスケジュール
料理するのも、食べるのも楽しい!
もともと料理好きなので、毎日料理をしています。平日は時間もなく、食べた分だけお腹が出るタイプなので(笑)、カロリー高めの凝ったものはつくれませんが、土日は少し手間をかけて料理して食べるのが楽しみです。