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機械 生産技術部 仕上技術室H.S.
2018年入社
機械工学専攻
社会の変化や技術の進化とともに
最適・最良のものづくりを追求していく。
UACJを知ったきっかけは、学生時代にアルミ材料を使った研究を行っており、供試材を提供していたのがUACJのグループ会社だったこと。多数のアルミ製造メーカーのなかUACJは業界における重要なポジションを担っていること、そして地元に主要拠点があったことが入社の決め手だった。
現在の仕事内容
品質の安定化や能率向上からDX推進まで
さまざまな角度から改善を推進。
私が所属する生産技術部は、生産設備の維持・管理、安定した品質・能率向上に向けた製造条件の確立、不具合の改善やコストダウンなど、ものづくりの現場における技術的な責任を幅広く担っています。そのなかで私は、製品強度をコントロールするための熱処理設備や、製品に応じたサイズに切断するスリッター設備を担当し、品質不良改善や省エネ改善、DX推進に取り組んでいます。
品質不良改善に向けては、現物をよく見ている現場オペレータへのヒアリングや欠陥の分析、機械の操業実績など多角的な観点から発生原因を推察・検証し、再発防止策に落としていきます。また、地球温暖化による気候変動が災害の頻発をもたらしているなか、電力やガスの使用量を削減する省エネ改善は社会全体の課題です。この認識のもと、工場内に無駄なエネルギーロスがないかを常に意識して効率化に向けた稼働条件検討や設備改造に取り組んでいます。
職場の雰囲気
良い「ものづくり」に不可欠な
感謝の気持ちとチームワーク
現在の職場は、年齢層が若くて話しやすい人が多く、職場の雰囲気はとても良いと感じています。以前、こんなことがありました。ある設備の能力向上のために、大きな費用を掛けて改造を行ったのですが、その後、改造起因の品質不良を大量に発生させてしまったのです。「改造前になぜ予見できなかったのか?」「どのように解決するのか?」「大勢に迷惑をかけてしまい申し訳ない」など、後悔や不安でいっぱいになり、とても辛い思いを味わいました。しかしこうしたなか、原因の究明と解決に向けて、自部署・他部署を問わず非常に多くの方がご協力くださり、励ましの言葉をかけていただいたとても嬉しく印象的でした。
この経験をはじめ、UACJに入社後の多くの経験から私が仕事をするうえで大切にしていることは、「感謝の気持ちを持つこと」です。仕事を進めるためには必ず他者を巻き込まなければならず、迷惑をかけることもまだまだ多いです。そんな時に快くフォローしてくれる方々に感謝の気持ちを忘れず、反対に自分に迷惑が掛かった場合はやさしくフォローする。こうした、助けて、助けられて、の連鎖が良い「ものづくり」につながるのだと思います。
今後の目標
熟練の技術や知見を受け継ぎ
幅広い分野をカバーするゼネラリストを目指す。
UACJは歴史が長く、50年以上稼働している機械がたくさんあります。それだけ長く稼働できるのは、設備の保守・点検をしっかり行い、重大故障を未然に防ぐような体制が整っているからなのですが、古い機械で現代の要求品質に答えるのが難しいケースもあり、現場のオペレータの力量に頼っている面があります。こうした熟練の技術や知見を積極的に受け継ぐ一方で、属人的な技量に頼らず、誰でも簡単に操作・判断ができるような自動化技術の開発・導入にも力を入れていきたいと考えています。
UACJの事業所のなかでも名古屋製造所は生産アイテムが多く、多岐にわたる設備・機器が稼働しています。この環境を生かし、現在の担当設備に留まらず異なる分野の設備・仕事にチャレンジして、生産技術分野のゼネラリストとして幅広く活躍できるようになりたいです。
1日のスケジュール
疲れが吹き飛ぶ癒しの時間…
入社2年目で猫が飼いたくて退寮。現在は保護猫も受け入れて合計2匹(+妻)と暮らしています。仕事終わりに、ぼーっとしながら猫とゴロゴロすると疲れが吹き飛びます。長毛種がいるのでブラッシングが大変ですが、妻に任せてゴロゴロしているとよく怒られます。。。