Furukawa-Sky Review No.6 (April 2010)

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技術コラム

アルミニウムの腐食のおはなし その5
The Fundamentals of Corrosion of Aluminum V

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おはなしその41)で促進腐食試験(腐食試験)に触れ,少なからぬ反響を賜った。腐食試験について,論文などには取り上げられる機会が少ないながら,業界各位の関心の高いことが窺えた。腐食試験規格には,日本工業規格(Japanese Industrial Standards : JIS),国際標準化機構(International Organization for Standardization :ISO),米国材料試験協会(American Society for Testing and Materials : ASTM)などの規格団体およびその他の学協会によるもの,さらに各製品の製造・使用会社による独自規格がある。試験目的・対象に応じて,浸漬試験,交互浸漬試験,連続噴霧試験,サイクル試験などの実施方式,試験液組成,温湿度条件などはさまざまである。上述の高い関心の背景にある,これら腐食試験の意義・必要性については本稿での繰り返しを避けるとして,連続噴霧試験およびサイクル試験における腐食環境条件について考察することで,おはなしその5 を続けさせていただく。

1) 兒島洋一:Furukawa-Sky Review,4(2009),47.

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