主原料のアルミ地金、
安定供給と低コストを実現していく。

アルミ地金やスクラップ、添加金属などの原料を調達する原料グループ。その一員として、私はアルミニウムの原料、アルミ地金の購入計画の立案・発注業務・在庫管理をはじめ、原料の仕入れ価格が変動した場合のリスクヘッジ、製造所への原料の納入計画の立案・管理などを担当しています。
さまざまな原料を安定的に、そして低価格で調達し、当社の競争力向上に貢献するのが私たちの使命です。なかでも当社の主力原料であるアルミ地金を入社１年目から担当しており、若いうちから大きな仕事を任せてもらえることにやりがいを感じています。

在庫切れの危機！？
生産需要に応えるため駆け回った日々。

私が担当しているアルミ地金は海外から輸入しています。調達に時間がかかるため、あらかじめ生産量に合わせて綿密に計画を立てています。しかし、この地金を使用する製品の生産量が急増したことで原料の在庫が切れそうになり、供給が間に合わないかもしれない…という事態に陥ったことがありました。取引先と交渉して購入量を変更したり、工場で地金を使用するタイミングを洗い出し納入日の調整をするなど、対応に追われました。地金を運搬する船が本当に予定通りに到着するか？その後の生産工程で遅れが生じないか？など、常に心配事を抱えて気を揉む日々が続きましたが、関係部門や取引先のご協力のおかげで、何とか危機を乗り切ることができました。
この経験を通じて、購買の仕事がいかに重要であるかが身に沁みましたし、万が一の事態を想定して仕事することの大切さも学びました。

購買としての責務を果たし、
社内外から頼られる存在に。

生産現場へ安定的に原料を供給することが、何よりも大事な購買部の務めです。そのためには、足元の情報だけでなく長い目で物事を捉える力が必要です。常日頃、工場での原料の使用量や輸送状況を把握するとともに、マーケットの最新情報を得るためにアンテナを張っておくよう心がけています。
また、現場では、いつ不測の事態が起こってもおかしくありません。万一問題が生じた場合にも素早くバックアップできるよう、さまざまなリスクを予測する一方で、関係部門・取引先とのコミュニケーションを密にとることで、できるだけ事前に対処できるよう心掛けています。
私自身まだまだ成長途中です。こうした研鑽を重ねながら、社内だけでなく社外からも「あの人だったら任せられる」と信頼されるような人物になりたいと考えています。