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基本的な考え方

自由にカタチを変え、何度でも生まれ変わることができる素材、アルミニウム。私たちUACJは、素材の動脈(製造業の顧客を通じた社会への提供)と静脈(種々のスクラップ由来のリサイクル原料のリターン)をつなげることで、アルミニウムのリサイクルの循環を促す、いわば「心臓の役割」を担っています。

アルミニウム循環によるサーキュラーエコノミーの推進は、循環型社会の実現のみならず、気候変動対策やネイチャーポジティブへの貢献にもつながっています。そこで当社は、アルミニウムの循環を促す「心臓」の役割を果たすことで、アルミニウム素材を製品化して社会に送り出す「動脈」の部分と、使用済み製品や廃材を回収し、リサイクル製品として再び社会に戻す「静脈」の部分をつなげていくためのロードマップを策定し、実行しています。

PIR*1スクラップの安定調達については、缶材・自動車材・家電などでスキームの確立を進めるとともに、航空宇宙・防衛分野等に使用される材料のリサイクルを推進していきます。PCR*2スクラップについては、自動車や家電などのリサイクルの仕組みを構築していきます。そのほか、NEDO*3のプロジェクトへの参画を含め、リサイクルループの構築に必要な技術開発などを行っていきます。

また、アルミニウムの循環型社会を牽引していくために、これらロードマップとともに、2030年度にはUACJリサイクル率*4を80%とする目標を掲げています。

これからもさらにアルミニウムの可能性を追求して 「アルミニウムが循環する社会の構築」を牽引し、「美しく豊かな地球がずっと続く未来」 のために取り組んでいきます。

  1. Post-Industrial Recycled。製造業での素材の加工段階で発生するスクラップ
  2. Post-Consumer Recycled。使用済製品に由来するスクラップ
  3. 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
  4. 溶解炉への装入量に対する循環アルミニウム量の割合として算出する、アルミニウムの資源循環性を示す当社指標

「アルミニウムの循環型社会」の牽引(サーキュラーエコノミー)のロードマップ

アルミで作る循環の輪

アルミニウム循環 3つの取り組み

UACJは、長年培ってきた技と術を生かし、自社での素材製造工程におけるスクラップはもちろんのこと、アルミニウム素材ユーザーの加工工程で出たスクラップや、使用済み製品から回収した原料を最大限に利活用しています。その中から3つの具体的な取り組みをご紹介します。

  1. 社内での循環
    自社での素材製造工程におけるスクラップの活用
  2. アルミ製品製造メーカーからの循環
    需要家の加工工程でのスクラップの活用
  3. 最終ユーザーからの循環
    使用済み製品から回収した原料の活用

事例①社内での循環:ブリケットマシーン導入によるリサイクル促進

自社工場内での素材製造工程におけるスクラップを回収。ブリケットマシーン(切削スクラップ圧縮機)で押し固めた後、新地金と同様に溶解し、各種元素を添加することで、再度、一次合金を鋳造することができます。

UACJの各事業場では、スクラップも大切な資源と考え、最大限、再利用しています。

事例②アルミニウム素材ユーザー(顧客)からの循環:自動車メーカーのスクラップを再利用

アルミニウムは加工しやすく軽量なため、自動車のボディとして利用することで、燃費を抑えエネルギー消費を抑える効果があります。UACJは、自動車の製造工程で出るスクラップを回収して再利活用する(クローズドループリサイクル)ことで、環境負荷の低減に貢献しています。

事例③最終ユーザーからの循環:アルミ缶リサイクルの推進

日本のアルミ缶のリサイクル率*5は、世界でも高水準の約95%以上を維持しています。UACJグループは、「アルミ缶リサイクル協会」の一員として、飲料アルミ缶の回収活動に参画しています。また、UACJの各事業場で、回収された使用済アルミ缶を原料として購入し再資源化(CAN to CANリサイクル)したり、東洋製罐様の低炭素飲料用アルミ缶蓋「EcoEnd(TM)」(エコエンド)の共同開発など、UACJならではのリサイクルの推進に取り組んでいます。

  1. 国内で消費されたアルミ缶のうち、国内で回収されたアルミ缶くず全体の再生利用量(輸出分を含む)の割合