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基本的な考え方

UACJグループが取り扱う主原料のアルミニウムの可採埋蔵量は、ほかの金属に比べて豊富で採掘寿命は長いとされています。とはいえ、当社グループは、将来世代に資源を引き継いでいくためにリサイクルを推進し再利用していくことが重要であると考えています。
そのことに加え、近年、海洋プラスチックごみ問題がクローズアップされる等、脱プラスチックや循環型経済の実現が社会的課題とされるようになっています。こうした考えのもと、通常のリサイクルに加えてアルミ缶や自動車材での水平リサイクル*1を積極的に進めるとともに、廃棄物削減に取り組んでいます。環境活動目標に掲げた「循環型社会の構築」を目指して産業廃棄物量原単位の削減と3R(Reduce、Reuse、Recycle)にRefuse、Repairを加えた5R活動推進に継続的に取り組んでいきます。とりわけ、リサイクルを推進することが、同時にCO2排出量削減につながるような活動に重点をおいています。

  1. 水平リサイクル:使用済みの製品のスクラップを、また同じ製品の原料に戻すリサイクルのこと

主な取り組み

産業廃棄物量の推移

UACJグループの2025年度の全事業場における全産業廃棄物発生量は、33,433tとなり、2024年度比8%増加しました。生産量の増加により、発生量は増加しましたが、有価化、梱包資材の再利用などの活動により、原単位は改善しました。
今後も引き続き、産業廃棄物の削減およびリサイクル化、有価物化の推進を通じて、循環型社会の構築を目指します。
なお、国内事業場の直接埋め立て比率は、0.07%であり、ゼロエミッション(直接埋め立て比率が1%未満)の目標を継続して達成しました。

UACJグループ(国内+海外)
産業廃棄物量の推移

UACJグループ(国内+海外)
産業廃棄物量内訳(2025年度)

  • 集計範囲
    (国内)UACJ(名古屋(板)、福井、深谷、小山、名古屋(押出)、鋳鍛)、UACJアルミセンター(深谷、滋賀、奈良、宇都宮、安城)、UACJ押出加工安城、UACJ押出加工群馬、UACJ押出加工滋賀、UACJ金属加工(仙台、郡山、成田、恵那、滋賀、広島)、UACJ製箔(伊勢崎、滋賀、野木)、日金埼玉工場、鎌倉産業、泉メタル(山形、栃木、野田、川崎、本社)
    (海外) UACJ (Thailand) Co., Ltd.、UACJ Extrusion Czech s.r.o.、UACJ Extrusion (Thailand) Co., Ltd.、UACJ Foundry & Forging (Vietnam) Co.,Ltd.、UACJ Foil Malaysia Sdn. Bhd.、UACJ Automotive Whitehall Industries, Inc.、UACJ Metal Components Mexico, S.A. de C.V.、UACJ Metal Components Central Mexico, S.A. de C.V.、UACJ Metal Components (Thailand) Co., Ltd.、PT. YANJIN INDONESIA
  • 上記会社名は2025年9月30日時点の会社/事業場名で記載しています。

廃棄物の種類別排出量と主なリサイクル先(2025年度)

廃棄物の種類 排出量(t) 再資源化率(%) 主なリサイクル先(用途)
汚泥 7,297 79 セメント材料
廃油 2,708 85 燃料
木くず 1,737 97 燃料、肥料
廃プラ 1,159 51 燃料
鉱さい 1,287 98 路盤材

産廃分科会

UACJでは、国内の産業廃棄物の多い事業場を中心に横断的な産廃分科会を定期的に開催しています。本分科会は、分別および処理情報の整理、各事業場の分別状況の確認、整備の推進、各事業場の削減方策情報の整理と共有化などを推進し、産業廃棄物量の削減と処理の適正化を図っています。

有害廃棄物の発生状況

UACJグループは、強酸、強アルカリ、引火性廃油等に代表される有害廃棄物の排出は環境に対して高い負荷を与えるものと考え、その削減を図っています。有害廃棄物の定義は、国内では特別管理産業廃棄物とし、海外では各国の法令の規定による有害廃棄物として集計しています。
2025年度の有害廃棄物の排出状況は、国内877t(うち、直接埋立2t、中間処理218t、再資源化656t)、海外8,940t(うち、直接埋立340t、中間処理5,617t、再資源化2,983t)でした。有害廃棄物の削減活動の例としては、押出加工プロセスから排出される強アルカリの一種であるアルミン酸ソーダを、製紙会社の排水処理の中和剤として有効活用していること等が挙げられます。

廃プラスチックの発生抑制と再資源化

UACJグループでは、2010年代後半のアジア圏における廃プラスチック輸入規制や、2022年のプラスチック資源循環促進法の施行など、変化する社会課題に対応するため、廃プラスチックの適正な管理と削減に取り組んでいます。特に製品の出荷梱包用に使用しているポリエチレンシート等の梱包材については、取引先様と協議の上で薄肉化を進めることで、使用量および廃棄量の増加の抑制に努めています。また、やむを得ず排出される保護シートや結束バンドなどの廃プラスチックについても、社外の処理業者に委託して廃棄物発電の熱源として利用するサーマルリサイクル(エネルギー回収)を実施するなど、再資源化を図っています。

廃プラスチックの推移(国内)

  • 集計範囲
    (国内)UACJ(名古屋(板)、福井、深谷、小山、名古屋(押出)、鋳鍛)、UACJアルミセンター(深谷、滋賀、奈良、宇都宮、安城)、UACJ押出加工安城、UACJ押出加工群馬、UACJ押出加工滋賀、UACJ金属加工(仙台、郡山、成田、恵那、滋賀、広島)、UACJ製箔(伊勢崎、滋賀、野木)、日金埼玉工場、鎌倉産業、泉メタル(山形、栃木、野田、川崎、本社)

廃木材の削減と再資源化

製品素材や製品梱包に使用している木材について、社内での再使用・再利用(リユース)他素材(ダンボール紙など)への変更を継続的に推進し、廃木材の排出量削減に努めています。また、事業活動に伴いやむを得ず排出される廃木材についても、適正な分別を徹底し、燃料や紙原料、肥料等としての再資源化(リサイクル)を積極的に進めることで、環境負荷の低減と資源の有効活用を図っています。

廃木材の排出量

  • 集計範囲
    (国内)UACJ(名古屋(板)、福井、深谷、小山、名古屋(押出)、鋳鍛)、UACJアルミセンター(深谷、滋賀、奈良、宇都宮、安城)、UACJ押出加工安城、UACJ押出加工群馬、UACJ押出加工滋賀、UACJ金属加工(仙台、郡山、成田、恵那、滋賀、広島)、UACJ製箔(伊勢崎、滋賀、野木)、日金埼玉工場、鎌倉産業、泉メタル(山形、栃木、野田、川崎、本社)