リリース・お知らせ 2017年

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UACJのIT筐体用高強度アルミニウム材が 富士通コネクテッドテクノロジーズ製スマートフォン「arrows NX F-01J」に採用

2017年2月1日

株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡田満、以下「UACJ」)が開発し、株式会社UACJ押出加工(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荘司啓三)が製造するIT筐体用高強度7000系アルミニウム合金「ZK75」が富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社殿(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:髙田克美、以下「富士通コネクテッドテクノロジーズ」)のスマートフォン「arrows NX F-01J」に採用されました。国内のスマートフォンメーカー向けとして初めて、UACJの7000系アルミニウム合金が富士通コネクテッドテクノロジーズに採用されたことになります。

これまで、IT筐体・スマートフォンには6000系アルミニウム合金「A6063」が広く使用されておりましたが、スマートフォンの薄肉・大画面化の進展に伴い「A6063」では強度不足が懸念されるという課題がありました。UACJがこのたびIT筐体用途として新たに開発した7000系アルミニウム合金「ZK75」は、「A6063」と比べて約2倍の強度(耐力:400MPa)を持ちます。また「ZK75」は、新たな合金設計と材料組織の適切な制御により、7000系アルミニウム合金にアルマイト処理をする際、発生しがちなムラや色調不良などの課題を克服し、美しい発色やデザインを必要とする製品にも適した優れたアルマイト性を有しております。

富士通コネクテッドテクノロジーズが2016年12月に発売した「arrows NX F-01J」は、本体に独自の「SOLID SHIELD(ソリッド シールド)構造※」を採用することによって、耐久性を向上させ、日常の利用シーンで発生する落下や圧迫などの衝撃に対して、画面の割れにくさを追求したスマートフォンです。

UACJ技術開発研究所では、「ZK75」以外にもIT筐体用途の高強度アルミニウム材の開発を推進しており、スマートフォンを始めとするIT筐体の耐久性向上に貢献してまいります。

富士通コネクテッドテクノロジーズ「arrows NX F-01J」

富士通コネクテッドテクノロジーズ「arrows NX F-01J」

※ 富士通コネクテッドテクノロジーズ独自の技術で、「arrows NX F-01J」本体のボディーには、内部の両側壁へのステンレスフレーム追加による曲げ耐性の向上や、四隅のコーナーを丸くさせたことによる落下時の衝撃分散など、万が一の落下時にも画面が割れにくい構造となっています。