UACJの強み

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グローバルな生産・販売力

世界各地で高まるアルミニウム需要に応える
グローバルな生産・販売体制を構築しています。

アルミニウムは、その優れた素材特性から、近年、世界中で需要が高まっています。UACJの母体となった両社は、アルミニウム需要の世界的な増加に応えるため、近年、グローバル拠点の拡大に注力してきました。
成長著しい中国やアジアでは缶材を中心に、そして多くの自動車メーカーを擁する欧州、大きな市場を抱える北米でも両社が世界各地で培ってきた生産・販売ネットワークが一つとなり、互いに地域や機能を補完し合うことで、UACJは世界各地のお客さまのニーズにタイムリーにお応えできるグローバル供給体制を確立できます。また、統合による規模の拡大に加えて、最適地生産の選択肢が増えたことで、コスト構造のさらなる改善にもつながります。

世界の缶向けアルミニウム板需要推移

世界の缶向けアルミニウム板需要推移のグラフ

  • ※2018年から2023年までの年平均成長率(出典:CRU)

世界の輸送※1向けアルミニウム板需要推移

世界の輸送※1向けアルミニウム板需要推移のグラフ

  • ※1 自動車・航空機・船舶などの総称
  • ※2 2018年から2023年までの年平均成長率(出典:CRU)

Column

米国

世界のアルミニウム缶市場の4割を占める
米国で最大規模の製造拠点を確保

米国は世界のアルミニウム缶需要の4割強を占める市場であり、今後もさらなる拡大が見込まれています。UACJは、2011年8月に国内4社との共同出資(当社出資比率75%)により、米国の世界最大級のアルミニウム板圧延製造販売会社を買収しました。これにより、米国市場の旺盛な需要に、世界でも最小のコストで応える供給力を備えたことになります。

タイ

日本アルミニウム業界初の
海外板圧延一貫生産工場を建設

成長・拡大を続けるアジア市場では、アルミニウム板材の需要が急拡大しています。UACJは、この地域の需要に応えるべく、タイ国ラヨン県に新工場を建設し、2015年8月から一貫生産を開始しました。この工場は、日本のアルミニウム圧延会社としては初となる、海外での板圧延一貫生産工場として、「最高品質」と「コスト競争力」の両立によって、他社を圧倒する競争力を発揮します。

詳しくは「特集:タイラヨン製造所 一貫生産ライン完成」へ

中国

アジアで高まるアルミニウム需要に対応し、
中国各地に生産拠点を増強

近年の中国では、急激な経済成長にともない、インフラ用から民生用まで幅広い分野でアルミニウムの需要が急増しています。UACJは、天津に自動車用熱交換器材、乳源に電解コンデンサ用箔、無錫に重電制御機器用の大型加工製品と、地域ごとのニーズに応じたアルミニウム製品の生産拠点を増強。上海に設立した販売拠点とともに、今後も中国市場におけるニーズ拡大に対応していきます。

欧州

世界的な自動車メーカーのニーズに
タイムリーに応える体制を整備

多くの自動車メーカーを擁する欧州市場では、燃費向上のための軽量化に向けた切り札として、車両用のアルミニウム部材の需要が拡大しています。UACJは、チェコにカーエアコン用アルミ押出材の製造・販売会社、ギリシャに自動車熱交換器用板材の販売会社を設立するなど、欧州市場のニーズにタイムリーに対応できる体制を整備しています。