アルミの加工方法
成形(プレス・曲げ・絞りなど)
折り曲げたりすることが簡単にできるアルミニウム。だから、いろいろなところに使われています。プレス-ダイス(金型)とポンチを使って、打ち抜きます。 曲げ-純粋曲げ、型曲げ、巻き付き曲げによって、板材、押出形材の成形をします。絞り-素材をダイスの上に置き、ポンチでダイスの孔の中に絞り込んで成形する方法です。
接合
接合は信頼性のある複雑な形状の構造物などを作るのに不可欠なものです。接合方法を大別すると溶接・ろう接・機械的接合・接着の4つがあります。
おもな接合方法
溶接 | アルミニウムでは材料と電極の間にアークを発生させて溶接するアーク溶接が広く用いられています。アーク溶接にはティグ(TIG)溶接とミグ(MIG)溶接の2種類があります。 |
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ろう接 | 接合しようとする材料よりも融点の低い合金を溶かし込んで接合する方法です。 |
機械的接合 | リベットやボルトなどの締結材を用いて接合する方法や板を折り曲げてかみ合わせる方法があります。 |
接着 | 接着剤を接合面に塗布して接合する方法です。 |
切削
ドリル、バイト、エンドミルなどの機械工具により仕上げる方法で、マシニングセンター、フライス盤、旋盤などの工作機械が用いられます。
切断
シャー、丸のこ、帯のこ、ジグソーなどの機械により切断します。NCソーでは、大型板材の切断はもとより、円形、異形切断も可能です。
表面処理
アルミニウムの代表的な表面処理方法として、アルマイト(陽極酸化皮膜処理)、塗装、着色などの方法があります。